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萌「何も言わないってことは、ほんとうだったんだね。」
「ち、ちがうの！ほんとに。萌の彼氏を取ろうと思ったわけじゃないの！それは、信じて！」
萌「じゃあ、なんで抱き合ってたの！？意味わかんないよ…。」
萌の目には涙がどんどん浮かんでくる。
「ほんっっとうにちがうの！実は、2人が別れたって萌から聞いて私裕翔先輩にききにいったの。なんで別れたんですか？って。そしたら……。」
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〜回想〜
裕「どうしたの？柚香ちゃん。こんな所に呼び出して。」
「裕翔先輩、いきなり呼び出してすみません。先輩にききたいことがあったんです。」
裕「なに？」
「なんで、萌とわかれたんですか？」
裕「あぁ……。なんでだと思う？」
……そう聞かれると思っていなかったから思わず動揺する。
「そ、んなの。わかるわけないじゃないですか。わかってたらよびだしてません。」
裕「………君のせいだって言ったら？」
え？裕翔先輩の言っている意味がわからない。
キミノセイダッテイッタラ？
「わ、たしのせい………？」
心臓が自分でもわかるくらいドキドキしてた。
足も棒になったみたいに動かない。
冷や汗が流れるのがわかる。
それくらい、私は動揺していた。
裕「そう、君のせい。俺さ、好きになっちゃったんだよね。………柚香ちゃんのこと。」
「え、？」
好き？裕翔先輩が私を？
裕「そう、萌の隣にいる柚香ちゃんのこと。
……いっつも笑顔でさ。何言われても笑顔で返して、そんな優しい柚香ちゃんのことがいつの間にか好きになってた。……萌よりも。」
こういうのって漫画の中の世界だと思ってた。現実ではありえない。そう笑い飛ばしていた自分を今すぐ殴りたい。
こんなのって、ないよ……。
なんて答えたらいいかわからないわたしは思わず黙ってしまう。
すると、裕翔先輩が無理やり抱きしめてきた。
「は、離してください！」
裕「やだ。……お願いだから。これで諦めるから……。」
そんな切ない声で言われたら抵抗しにくい。
わたしは抵抗するのをやめ、黙って先輩に身を寄せた。
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オムライス(プロフ) - 橙猫さん» ありがとうございます！！そう思っていただけて嬉しいです！！更新なるべく早くできるように頑張りますね！ (2019年7月23日 19時) (
レス) id: c59702fb89 (このIDを非表示/違反報告)
橙猫(プロフ) - 切ないんだけど、何故かキュンとするこのお話が大好きですっ！更新頑張ってください！ (2019年7月23日 16時) (レス) id: f439995fb9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6ed377ec8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おむらいす | 作成日時：2019年7月17日 22時
