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7話 ページ9

Aside

変なおじいさんと話終わったあと、気づいたら目が覚めていた。


ピッピッ…という音と一緒に、誰かの泣く声が聞こえた。



A「こ………ろ……ちゃん…?」


そこには、真っ赤に目を腫らしたこらちゃんと、目を大きく見開いた莉犬くん。

「さとみくんジェルくん早く来て!!」と嬉しそうに電話をするなーくん。


ガチャッ



る「Aちゃん…!!!」


A「るぅ…とくん…。」


息を切らしたるぅとくんが、病室に駆け込んできた。


きっと急いで来てくれたんだろう。


A「ころちゃん、大丈夫だから。早く泣き止んで…?」


ころん「っ……よかっ…たぁっ…。」


ニッと笑う君が見れて本当に良かった。

でも…。



いや、今はいい。
もう……あと1年もあるんだから。




そんなことを考えていると、またもやドアが勢いよく開いた。


さとみ「A!!??」


ジェル「目…覚ましとる…!!!A!!!」


A「さとみくん…ジェルくん…。」



それから皆が集まり、私が2週間も目を覚まさなかったこと。
ころちゃんが、その分全く学校へ行かず、病院に来てくれていたこと。

皆が毎日毎日交代で、お見舞いに来てくれていたこと。



A「そう…だったんだ。皆、ありがとう…((ニッ」


るぅと「目を覚ましてくれて本当に良かったですっ…!!」


莉犬「もう毎日眠れなかったんだよ?!」


A「ごめんってばww」


A「ころちゃん。」


ころん「ん…?」


A「毎日毎日、私の為にありがとう。ごめんね、学校行けてないんでしょ…?」


ころん「いや、Aのせいじゃないから…。学校は大丈夫だし…心配すんなって…!w」


ジェル「何何ころん照れてんの〜?ww」


ころん「はぁ?!なんでそうなるのwww」


さとみ「素直になれってwwww」


ころん「ねえってばwwww」



本当にここにいると楽しいことばっかりだ。


全部嘘にならないかな…w








神様…?









私の最後がアニメみたいな結末なら。









アニメみたいなハッピーエンドになりませんか?









医者「目を覚まされたようですね。これからの事を詳しく説明させていただきたいので、こちらへどうぞ。」






いやです…








A「あ、はい!!いってくるね!」





皆の声が聞こえなくなるなんて



こ「おう!」









絶対に嫌だ…。

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作者名: | 作成日時:2019年3月19日 21時

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