7話 ページ7
な、なんでドンヘくんがココに!?
どうして!?なんで!?
あ、ヒョクチェのストーカー?←
「なんだよお前、いたの?笑なら、ヌナよろしくね笑」
そう言ってドンヘくんの肩をポンッとして車の方へ向かうヒョクチェ。
「あ、あの、ヒョクチェありがとう!!ほんとにほんとに!ありがとう!!」
そうやって大声で叫ぶとヒョクチェは満面の笑みで大きく手を振ってくれた。
そんなヒョクチェの姿に心がホンワカとしてしばらくヒョクチェを見ていると
「…A、帰るよ。」
ってドンヘくんの不機嫌そうな声。
あ、今ヌナじゃなくて名前で呼んでくれた。
そんな些細なことも嬉しくて
「うん!」なんて返事に力が入ってしまう。
不機嫌なドンヘくんに上機嫌な私。
年下でカッコイイドンヘくんに年上の可愛げのない私。
傍から見たらきっとアンバランスな組み合わせ。
それでも、ドンヘくんが不機嫌でも、微かにいつもと違う甘い香水の香りがしてても
ちゃんと私のことは忘れてなかったんだって、安心したから。
ちゃんと私のこと、迎えに来てくれたから。
「ドンヘくんだぁいすき」
そう言ってドンヘくんの腕にちょこっとだけ擦り寄って車までの道のりを歩いた。
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作者名:ありんこ | 作成日時:2015年12月11日 17時