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4話 ページ4

おかしい。おかしすぎる。



「ドンヘくんから、連絡が来ない…。」

いい年してケータイとにらめっこするハメになるとは思いもしなかった。


でも、だけど。

「いつもなら長くても1週間で返事してくれるのに…。」

連絡が無いなんてことはしょっちゅうだから気にしてはいないけど、流石に1ヶ月も連絡が無いと焦る。


「もう飽きられた?ついに捨てられる?」


明日は、明日は私たちの付き合った


「4ヶ月目の記念日、なのに。」

こういうのが重いから嫌だった!?
くそう、毎日仕事であっているとはいえ、連絡が無いのは辛い。

「くっそー、ヌナから連絡しろってか!?」

どうせ、してもかえってこないのだけれど。

最後に連絡したのは二日前。
だけど既読すらつけずにスルー。

「ヌナ、もう耐えられない…。」

ケータイの画面を恨めしく思いながらがっくりとうなだれている私はきっと周りから見たら相当変な人。


ドンヘくんに捨てられるの、ショックだなぁ。
そもそもドンヘくんから告白してきたのに。

「ドンヘくんばかぁ…」


「こらこら、ヌナ、あんまり声に出していっちゃダメだよ」


「へっ!?また声に…って、よかった、ヒョクか…。」


私の声を拾ったのは運良くドンヘくんと同じグループのウニョクことヒョクチェくんで

「ヌナのとこ、もう破局しそうなの?」

なんて意地の悪いことをニヤニヤといってくるのはいつものことだけど

ヌナ、今ちょっと。いや、かなり傷心中だからそんな事言わないで。

いつもならすんなり出る強がりの言葉が

今日は出なくて


気がつくとポロポロ涙が溢れていて



「へっ!?ヌナ?ごめんね、嘘だよ!?ヌナ、大丈夫?」


「ふぇ、ヒョクチェのあほ、ばかぁ…」


「わーーーー、ごめんねヌナ!!あー、どうしよう、ドンへに電話?いや、泣かしたって知られたら殺される。どうしよう…」


ヒョクチェがすごく焦っているけど、もうそんなのかまってられない。


「ドンヘくんのばかぁ…」

そう呟くとヒョクチェは何かを察したのか、
少し近づいて頭をなでてくれる。

「俺、仕事終わったからさ。飲みに行こ?話聞くよ。」


「いく、ヌナすぐに仕事終わらす。」

そう言って少し無理してニカッと笑ってみる。


するとヒョクチェは顔を少し固まらせて


「うん、ほら、早く行っといで。待ってるね」

と言って早々と去っていった。

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作者名:ありんこ | 作成日時:2015年12月11日 17時

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