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お気に入り #3 ページ47

「シャル、皆もお帰り。大丈夫だった?」
「平気平気。問題ないよ。それよりA達は? 何もなかった?」
「うん。あ、そうだこれ見て。イチョウの落ち葉が綺麗だったから……」

そう言って、フェイタンと待ってる間に降ってきたイチョウの落ち葉を使った栞を見せる。

「ほんとだ、綺麗だね。これAが作ったの?」
「うん! 他のみんなのもあるよ。シャルのはイチョウだけど。はい、パク」
「あらありがとう。でもなんでシャルだけイチョウ?」

パクが怪訝そうな顔でこちらを見る。

「このイチョウの葉の色とシャルの髪色が似てたからさ、ほら」

そう言ってシャルの髪と並べてみる。シャルの顔を見ると大好きな笑顔で私を見てくれる。

「ありがとう、A。大切に使うよ」
「わーった、わーった、ごっそーさん」
「ノブナガのもあるよ、これ」
「俺ぁ本なんてほとんど読まねえんだがな……」

そう言いながらも、手を伸ばし受け取ってくれる。

「フィンクスもはい、葉っぱをフィンクスの被り物の形に千切ったの」
「相当暇だったんだな、オメェら。巻物はどうなんだよ?」
「だってテレビもないしフェイタンはお散歩付き合ってくれないし勝手に外出出来ないし……」
「あら、じゃあ今から外出する? A」
「パク、いいの? 疲れてない?」
「平気よ。女性同士水入らずで買い物でも楽しみましょう」

フィンクスから『巻物』の言葉が出ていたが、聞こえてないふりをした。何故なら、以前から何も進展していないから。
今年中にはどうにかしないとな、とは思ってるけど三の書を読んで私は一体どうしたいんだろう、とそんな事を考えてしまう。

「さ、行きましょうA」

考え事をしているとパクが声をかけてくれる。
最近ずっと本拠地と仮宿の往復ばっかりだったから、久しぶりのお出掛けに心が踊る。

「送っていくよ。ちょうど車あるし」
「いいわよ別に。二人で問題ないわ」
「そうだよシャル、別にへ」
「パクよりAのことが心配なんだよ」
「やれやれ。Aのこととなると本当に頑固ね」

シャルは私のことに関してなかなか折れることはない。最近は、こうなると誰が説得しても無駄だと団員が理解してきたから大人しくシャルの言う事を聞いている。ノブナガやフィンクス、フェイタンは呆れて話にも入ってこない。
でも、シャルのこの気持ちが本当に私は心底嬉しくて仕方ない。

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作者名:咲月 | 作成日時:2020年1月8日 0時

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