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私の心は燃えている #3 ページ17

ホテルに着く直前に、どうにか頼み込んでようやくシャルに降ろしてもらえた。
受付で部屋の鍵を受け取り、エレベーターで最上階へと上がる。

「シャル、このホテルもしかしてすっごい高いんじゃ……」
「Aはそんなこと気にしなくていいんだよ」
「でもだって……」
「俺が泊まりたいからここにしたんだ、本当に気にしないで」
「でも……」

そう言いながらガラス張りの壁に手をつき蟻の様な小ささに見える車や人を見下ろす。

「すごい、もうこんな高さ……」
「こういう場所は初めて?」
「うん……」

視線は下に向けたままシャルの質問に上の空で返答する。暫くしてエレベーターから到着の合図が鳴ると、部屋へ案内される。エレベーターを降りた瞬間から広がる、ふかふかの絨毯の感触がなんとも言えない。

「こちらがお部屋になります」

そう言って案内された部屋を見た瞬間、私は絶句する。

「な……っ」
「ありがとう。また何かあれば呼ぶよ」

笑顔でホテルマンと話すシャルに向かい叫ぶ。

「シャル、何この部屋、二人で泊まる広さじゃないよ!」
「ごめんごめん、一番広い部屋は埋まっ……」
「そうじゃなくて! 広すぎるの!」

広すぎるだけでなく、窓一面に広がる煌びやかな夜景。この窓ガラスの効果なのか実際の広さよりもさらに広く感じる。そして机の上に並べられたフルーツの盛り合わせ、カウンターには様々なお酒、座り心地の良さそうなソファにふかふかのクッション、二つ並んだ広くて大きなベッド。

「シャル、こんな部屋私泊まれないよ……」
「何言ってるの、もう変更出来ないよ」

歩いても歩いても部屋は広がっていて、バスルームやトイレもくらくらする程の広さ。自分がお姫様になったのかと錯覚してしまうほど。
なんだってこんな高級ホテルを選んだんだろうか……慣れない場所に戸惑いが隠せない。

.

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作者名:咲月 | 作成日時:2020年1月8日 0時

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