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｢………好き。めぐのことが
友達としてじゃなくて、男の人して
私は好きで…きゃっ！｣
ｷﾞｭｯ
めぐに急に手を引っ張られて
抱き締められた。
｢……め、めぐ。｣
目｢…俺も。俺も友達とか
男友達とか思ってないから。
Aのこと。｣
｢………うん。｣
目｢………だからさ、俺の彼女になって。｣
｢…うん。よろしくお願いします。｣
目｢……良かった。｣
めぐがそう言って笑って
私をまたより一層、ギュッと
抱き締めてくる。
……そんな笑われたら
だからドキドキするんだって。
というか、私、本当に、
めぐの彼女に？
なんか、イマイチ実感湧かないような…
と、私が頭の中がパニックになっていると、
目｢……もうちょっと嬉しい顔しろよ。｣
｢へ！？いや、そのなんか
実感が湧かないというか、 ｣
めぐが私の顔を見てちょっと
不機嫌そうにそんなことを言う。
目｢……はぁー。先が思いやられる。｣
｢ど、どういうこと！？
というか、めぐこそさっきからため息
つきすぎなんじゃ、｣
私が怒ってめぐに文句を言っていると、
ﾁｭｯ
｢…え？｣
目｢……実感沸湧いた？
俺の彼女ってことに。｣
｢………あ、う、うん。｣
…またキ、キスされた。
というか、一瞬だし、そんな
実感とか言われてもよく分かんないし…
そう思って私がぼーっとして
そう返事をすると、
目｢……まだ実感湧かないなら
もっとしてもいいんだけど、｣
｢ちょ、ちょっと！
も、もういいから！！｣
そう言ってめぐがまた顔を
近づけてきたので必死に私は
手で顔を押しのけた。
目｢…そんな拒否されると
傷つくって。｣
｢だ、だって！
…恥ずかしくてさ。｣
…そうだよ。
私は、もうなんか色々
いっぱいいっぱいというかさ、、
そんな、めぐみたいに余裕がないというか……
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年9月23日 16時
