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それから、スタジオに
戻った私、というか私達だったんだけど、
……うーん、なんかめぐの様子おかしくない？
さっきから撮影の様子を見ていると、
いつもより笑顔があんまりないというか……
私が1人でそう思っていると、
ｺｿｺｿ
日｢…目黒さん、なんかちょっと
変じゃない？｣
水｢…はい。私も思いました。｣
｢…あ、私も思いました。｣
2人とも小声でそんなことを
言うので私も2人に同意した。
日｢…そうよねー。
さっきまでAちゃんが
取材してる時は楽しそうに
してたのにね。｣
｢…え？楽しそうにって、｣
水｢…そうですよね！
私も自分も取材しながら
Aちゃん達の方見たら
いつもより3倍…いや、5倍増しで
笑顔だったけどなー。目黒さん。｣
｢…いや、5倍増しって。｣
…確かに最後の質問の時以外は
笑顔ではあった気がするけど、
そう思って、私が改めて
撮影しているめぐの方を見ると、
ﾊﾞﾁｯ!!
っ！！！！
あ、目が合ってしまった！
ど、どうしようと思っていると、
ﾌｲｯ
…あ、目逸らされた。
めぐが私と即座に目線を外した。
……私こそ、よくめぐから
目逸らすくせにめぐから
逸らされるとこんなに悲しいんだな。
と、私は下を向いて
落ち込んでいた。
ﾎﾞｿｯ
佐｢……なんか、やばい気がするなー。｣
岩｢ん？佐久間？どうかしたか？｣
佐｢…あ、いや、こっちの話。｣
岩｢そうか？ならいいけど。｣
目｢…あの、岩本くん。｣
岩｢あ、目黒。どうかした？｣
目｢……いや、やっぱなんでもないです。
すみません。｣
岩｢え、まぁ、別にいいけど。｣
ﾎﾞｿｯ
佐｢……やっぱ、気になってるっぽいな、めめ。｣
岩｢佐久間？やっぱり、どうかしたか？｣
佐｢い、いや、全然！｣
岩｢そうか？｣
目｢………｣
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作者名：さつき
| 作成日時：2021年9月23日 16時
