言えなかった気持ち(黒)5 (ページ34)

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深｢ん？何？あ、もしかして、
照とAちゃんの話とか！？｣

佐｢あ、ふっか！｣

愛未｢深澤さん！｣

目｢ふっかさん。｣

阿｢ふっか。うん、そうそう。｣

深｢あの2人、俺もどうなのかなって
思ってるとこあんだよねー♪｣

佐・愛未｢え！？｣

目｢…え？｣

阿｢だよねー！｣

深｢そうそう！
さっきも偶然見たんだけど
なんか、照にAちゃんが
チョコ渡してたっぽいし！｣

目｢……チョコですか。｣

阿｢へぇー！
それは、もうじゃあ、｣

佐｢い、いや違うって！
それ、Aが照にお礼……あっ！｣

｢｢お礼？｣｣

愛未｢あ、あー！
私、思い出しました！
それ、確か、Aが岩本さんに
トレーニングのこと日々
教えて貰ってて
たまたまほんとにたまたま
岩本さんが好きって言ってた
お店に行ったから
お礼として渡すって言ってました、
ね、さ、さっくん？｣

佐｢そ、そうそう！！｣

深｢え？そうなの？｣

阿｢確かに通ってるジム一緒とかは
聞いたけどさ…｣

佐｢う、うん！
だから、2人付き合ってるとか
じゃないって！
あ、ほら、もうすぐ
撮影始まりそうじゃない？
行こう、皆！
じゃ、じゃあ、愛未、またね！｣

愛未｢う、うん！
あ、じゃ、じゃあ、私もこれで！
またですね！｣

深｢あ、佐久間！
愛未ちゃんも！
…なんだったんだ？｣

阿｢…うん。2人なんかおかしかったような。
ま、ほんと撮影始まりそうだったし、
行こうか。
ん？めめ？どうかした？｣

目｢……いや、別に。行きましょう。｣

そんな会話がスタジオでされてるとは
つゆ知らない私は、

ひーくんに明日のことで
またアドバイスを貰いながら
スタジオに2人で戻っていた。

…か、重ね重ね申し訳ないな。ほんと。

でも、ほんとまずは
今日仕事終わってから
チョコ作り頑張らなきゃな！！

そう気合いを入れ直していた私だった。