言えなかった気持ち(黒)4 (ページ35)

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愛未｢それで！？
目黒に会ったわよね？｣

ﾄﾞｷｯ

｢…あ、う、うん。｣

佐｢だよね！
で、めめとどうなったの！？｣

｢………い、いやどうなったって、
普通に家まで送ってもらっただけ
だけど、｣

私は愛未には話せないと思って
色々とショートカットして話すと、

京｢……それ、絶対嘘じゃない？｣

｢え！？｣

きょもくんが怪しげな声で
私にそう言ってきた。

…な、何故嘘とバレているんだ？

私が1人で焦っていると、

愛未｢うん！絶対そうよね！
あんな、目黒初めて見たしさ！｣

佐｢オイラも思う！
絶対になんかあったでしょ！？
A！！｣

｢ほ、ほんとに何もないって、
送ってもらって、｣

京｢……送ってもらって？｣

きょもくんが私にそう
また聞き返したところで、

ー可愛すぎだから、

っ！！！！！

あー！！！！

せっかく落ち着いたと思ったのに
また思い出した！！

と、私が1人で取り乱していると、

京｢A？聞こえてる？もしもし？｣

｢…あ、う、うん！
皆、夜遅くにごめんね！
とにかく私はこの通り大丈夫だし、
ご心配なさらずで！
じゃ、じゃあまたね！
失礼しました！｣

ﾌﾞﾁｯ

私は頭の中がごちゃごちゃしてて
何言ったかも忘れて
また1から心を落ち着かせようと
電話を切り、お風呂に入ることにした。