言えなかった気持ち(黒)4 (ページ1)

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それから、まためぐ達との
一緒の雑誌の取材を迎えた
前の日のこと、

｢いやー！ほんと驚きました！｣

岩｢ほんとに。俺も驚いた。
一緒のジムでしかも同じトレーナーなんて。｣

そう、偶然ってこういうことを言うんだよね！

…遡ること、数時間前のこと。

よしっ！今日も運動するぞっ！！

仕事帰りに寄れる時はジムに行って
運動するのが日課となっている私。

…特に今日は明日、まためぐ達との
雑誌の取材がまたあるから
体的にも精神的にも鍛えときたいというか…

そう心の中で思いながらも
腕を伸ばしていると、

ト｢Aさん！こんにちは！
今日もよろしくお願いしますね！｣

｢あ、こんにちは！こちらこそ！｣

私の担当のトレーナーさんが駆け寄ってきて
そう声を掛けてきた。

ト｢あ、そうそう！で、今日、もし良かったら
なんですけど、僕が受け持ってる
同じ生徒さんでAさんの参考に
なるんじゃないかって思って、
その方とも一緒にトレーニング出来たらって
思うんですけど、良いですか？｣

トレーナーさんが
突然言うんですけど、って
と少し遠慮がちに言ってきた。

…あ。そういえば、前から
言われてたな。

すごいストイックに鍛えてる方がいるって。

絶対に勉強になるよね！！

そう思った、私は、

｢はい！私こそご一緒できるなら、ぜひぜひ！｣

二つ返事でトレーナーさんにそう言った。

ト｢良かったー！
多分、もうすぐ、その方も
来るんですけど…あっ！来た来た！
岩本さーん！｣

｢そうなんですね！
…え、岩本さんって、｣

と、私がトレーナーさんが
見てる方向を見ると、