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さとみside
17年前の俺は11歳だった
ゲームしかしてないある日突然お母さんに
「隣の鈴木さんいるじゃん?今日出産なの。お母さん体調崩したから代わりに行ってきて」
突然渡された病院が書かれた紙
なんだよだるいな
そんなことしか思ってなかった
でもご近所さん付き合いって大事だから仕方なく行くことにした
その日は6/5だった
ずっと外で待ってたのにその日は産まれなかった
なんだよゲームしたかったのに。でもここまで来たら帰れない
だるさを感じながらも徹夜で待ってた
そしたら6/6に突然赤ちゃんの声がした
その瞬間なぜか心温まる感じだった
運ばれてきた赤ちゃんはめっちゃ可愛かった
きっとその時だろうな
この子の成長を見てみたいって
Aの親は仕事で忙しい日が多かった
だからよくこっちに預けてくる
それが好都合だった
歩くのも自転車に乗るのも何もかも教えたのは俺だった
一緒にお風呂だって入った
それも小5くらいまで
俺に懐いて離れなかった
遊びも遠出も連れてってあげた
成長するにつれて可愛くなっててナンパも痴.漢もされるから過保護になってきた
Aに辛い思いはしてほしくなかったから
俺が活動に伸び悩んでて辞めようかなって思ってた時に背中を押してくれたのがAだった
あいつがいなかったら今の俺はいないかも
さとみはいなかった
まだまだ子供なのにしっかり意見言ってくれて
正直その時に惚れた
その日から一年
告ったら振られた
そうだよな今まで兄妹みたいに過ごしてきたのに
それでも諦められずに3ヶ月ちょっと前
もう一回告ったらまさかの付き合ってくれた
夢みたいだった
好きな人と結ばれるってこんな思いなんだなって
俺の世界にはAかリスナーかそれ以外で構成されてる
それくらいAの存在は俺にとって大きい
今までありがとな。これからもよろしくA
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とわ - 面白いです!楽しみです (2021年8月1日 14時) (レス) id: d269764a60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななちゃん | 作成日時:2021年7月27日 13時