第六十話 ノーカン希望 ページ14
〜さとみサイド
風呂からあがり、莉犬は隣でぬれた体をタオルで拭いている。
さっきまで入っていたせいか、顔が赤くなっている。色気があってえっっ口い。
さとみ「莉犬、ドライヤーで髪乾かしてやろうか?」
莉犬「え、いいよ〜それぐらい俺はできるし!」
さとみ「え〜、いいじゃん。俺に乾かさせて」
莉犬「だから、いいってば〜!」
そしてしょうもない事で言い争う。勿論、良い意味でだ。
莉犬「なんかそこでお願いしたら、さっきの何でも言うこと聞くっての使っちゃった判定になりそうだからやだ。」
さとみ「え?でもさっき莉犬使ってたよ?」
莉犬「は?そんなわけ……あ。」
莉犬がしまった!という顔をした。どうやら忘れていたみたい。
莉犬「しまった…!俺とした事が、理性を失ったばかりに…」
さとみ「まぁまぁ、ドンマイ」
莉犬「え、さっきのノーカンでお願いしていい?ねぇ?」
莉犬が上目遣いでおねだりする。はぁ〜、あざといなぁ〜…///
さとみ「え〜…じゃあ髪乾かさせてよ。そしたら考えてあげる。」
莉犬「じゃあお願い!」
・*:.。 。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*
ドライヤーの風を当てると、莉犬は気持ちよさそうにしていた。
莉犬は耳(犬の方)を触られるのが好きなんだよな。耳を優しくなでてマッサージしてやる。
莉犬「んぁあ〜きもちいぃ〜♪」
耳が嬉しそうにぴくぴく動いていた。
・*:.。 。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*
莉犬「さとみ君ありがと〜!めっちゃよかったよ〜、マッサージの才能あるよ、マジで」
さとみ「そんな事ねえよ〜///」
莉犬「あ、照れてるwかわいい〜」
莉犬がいたずらっぽく無邪気に笑う。
さとみ「その笑顔は反則だろっ…///あ、て、照れてねえし!」
莉犬「ほんとにぃ〜?wその割にはさとみ君顔赤いけど?」
あ〜もう!莉犬ってほんと昔から不思議な子だよ!急に可愛くなったり、カッコよくなったり…
これが人気の秘密なのか?
莉犬「で、どうなの?ノカーンにしてくれんの?」
さとみ「えっ、それは…ん〜、」
莉犬「とりあえずさとみ君髪乾かしなよ。風邪ひいたら俺、悲しいし」
さとみ「分かった。とりあえずノーカンにするか、乾かしてる間に考えとくわ」
莉犬「いい結果を待ってるね〜」
莉犬は風呂場を後にした。
195人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いおにーや 。(プロフ) - そうさん» 我『ワクワクワクワk(((終わり』『え…?』 (8月21日 0時) (レス) @page21 id: a32f845e99 (このIDを非表示/違反報告)
そう(プロフ) - お、おわり?! (2022年1月10日 9時) (レス) @page21 id: 3a35e53173 (このIDを非表示/違反報告)
もえち後輩@?先輩大好き同盟(`・∀・´)(プロフ) - ひなちゃんさん» 嬉しい照れる///リクエストありがとうございます!なるべく早く描けるように頑張ります! (2020年8月30日 2時) (レス) id: b19d35b421 (このIDを非表示/違反報告)
もえち後輩@?先輩大好き同盟(`・∀・´)(プロフ) - 名無しさん» えっ本当ですか!?ありがとうございます!やる気出ましたw (2020年8月30日 2時) (レス) id: b19d35b421 (このIDを非表示/違反報告)
ひなちゃん - 好きです(唐突)あのー、リクいいですか?さとりーぬで「寝込みを襲う(キス)」でお願いしたいです!!書けたらでいいのでよろしくお願いします! (2020年8月28日 22時) (レス) id: 21ddb02b69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:萌月姫(もえつき)@受験生なう | 作者ホームページ:http
作成日時:2020年5月3日 18時