最後まで一緒にーPart2ー (ページ5)

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50話ページ5

潤side

パチッといつもとは違ってすんなり目が覚めた。

ふと横を見ると「先に下行ってまーす！」と一言書かれたメモがベットの横の棚に置いてあった。

…俺のことを起こさなかったのは翔くんなりの優しさだったりするのかなー。

でも、そんな事まで考えさせるなんてやっぱり俺はみんなに迷惑かけてるだけなのかな…。

潤「はぁー…。」

なんで病気なんかになっちゃったんだろ。

なんで俺だったんだろ。

もーやだ…。

みんなに助けてもらいっぱなしだし、迷惑かけっぱなしだし、悩ませてるのも俺だし…

そんな事考えてたら段々苦しくなってきて…

潤「っはぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

くるし…、だれか、たすけて…

ガチャ

翔「潤！大丈夫か！」

潤「しょ、くん」

翔「いいか？落ち着いて俺の真似しろよ？…すぅー、はぁー、すぅー、はぁー、すぅー、はぁー、」

潤「すっ、はぁ、すぅ、はぁ、すぅー、はぁー…。」

翔「…落ち着いたか？」

潤「ん…。」

翔「とりあえず、下行こっか。俺、おぶるから。背中のって？」

力が入んなくて、俺は倒れこむように翔君の背中に乗った。

翔「おぉ、大丈夫か？」

俺が小さくうなずいたのを確認すると、

翔「じゃあ動くからな。」

そう声をかけてくれてから動き始めた。

トントントントントン

ガチャ

和「あ、翔さって潤君？」

翔「ちょっと色々、ね。」

和「ソファーに横になりますか？」

翔「そーしよっかなー。」

和「リーダー起きてください！どいてください！」

智「んぇ？んー、ん？松潤…どーしたの？」

翔「ちょっとね…とりあえず、横にさせてあげよ？」

智「うん。」

それから俺は後から「大丈夫ー？」って言いながら来てくれた相葉君も含めた4人に囲まれながら目をつぶった。

翔君はずっと手を握っててくれてて、

ニノはずっと頭を撫でてくれてて、

リーダーと相葉君はブランケットの上からずっとさすっててくれてた。

そしたら気がつけば寝ていたみたい。

翔君に「そろそろ病院に行こ？」って起こされるまでぐっすり。

こうやって俺はまた甘えてしまうんだ。

…メンバーの優しさに。