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武装探偵社とポートマフィアが協力すれば
帰還方法なんてすぐに見つかった。
 
 
 

元凶の異能者を拷.問し、方法を吐かせ
つい先程に仕度が終わったらしい
 
 

 

 
 

「…じゃあ、帰るんだ」
 
 

中也「当たり前だろ。俺等は未だ、死んでねーンだよ」
 
 
「五月蝿いよ中也のクセに」
 
 
中也「あ゛!?」
 
 




「…本当は、私と離れたくないんでしょ」
 

 
中也「!」

 
 
「いやぁ、光栄だね?ヨコハマの夜を支配し、

遂には“暗部そのもの”と謳われた
ポートマフィアの現五大幹部様に懐かれるなんて」
 
 

中也「何だと手前!!」
 

 

いつも通り、突っかかってくる中也。
 
私はそれをひらりとかわして、背を向けて言った
 
 
 


 
 


「ま、でも。自由に生きなよ」
 
 

中也「あ?」
 
 


「マフィアの幹部って事は、毎日毎日、
懲りずにやってくる暗殺者さん達の相手や

ロリコン首領からの任務(御使い)

それに君の場合は部下との交流も必要以上あるだろうからね」
 
 
 

 

中也「ンだよ。嫌味か?」
 
 

 
「・・・はぁ。
此処まで云わせておいてまだ判んないの?」
 
 
 

中也「あ゛!?」
 
 

 
「君の明日を保証することは、今の私には出来ない。
つまり君は帰還後、ほんの数秒で死んでしまうかもしれない
 

_____でも、マフィア幹部にとって己の1秒は
他者の1秒よりも貴重で尊いモノだ。
 


私は君に、たとえ一般人から見れば
ひん曲がってる愚図が通るであろう道を進めた
 

でも君は私に着いてきた。それは誇っていい。

嘗て存在した歴代最年少幹部に勧誘され
地獄から更なる地獄へと歩みを進めた自分を誇れ」
 
 

中也「太宰…」
 
 

 

「私は君を信じていたよ。たとえどの様な過酷な作戦を
態と立案しても、君だけは着いてきた
 

そして私の横に並び“双黒”と恐れられた
 
 
これより双つの黒は散る。
けれど、君だけは私を忘れないでくれ」
 

 
 
 

・・・そろそろ時間か。

 
 
「森さんには、“たとえ私が貴方の前へ再び姿を現そうと、
貴方の後釜は御免だ”と伝えてくれ給え。
 


君達の大いなる活躍を期待しているよ。じゃあね」


 
私は駆け出した。
 
 











 


 

 



 



 



 
そしてその日、武装探偵社・ポートマフィアを知る者は

私以外、消え去った。

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響輝@お気に入り180人突破ベリサンキュ(プロフ) - Blackさん» コメントありがとうございます!これからも応援お願いします! (2022年6月1日 17時) (レス) id: d6b5ec7764 (このIDを非表示/違反報告)
Black - 応援してます! (2022年6月1日 17時) (レス) id: 45fea12ca1 (このIDを非表示/違反報告)
Black - 織田作…良い(何が) (2022年6月1日 17時) (レス) @page11 id: 45fea12ca1 (このIDを非表示/違反報告)
響輝@お気に入り170人突破ベリサンキュ(プロフ) - 焼き鳥さん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張ります!! (2022年5月28日 22時) (レス) id: d6b5ec7764 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鳥 - 続編おめでとうございます!めっちゃ好きです!更新頑張ってください!! (2022年5月28日 21時) (レス) id: 75b16bd97f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:響輝 | 作成日時:2022年5月24日 15時

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