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『あはは、そんなことあったの?』
ジ「そんでな?‥‥」
30分くらい放置…されてます。
さとちゃん、悲しい…
さ「ムッスウ‥‥」
な「…あ、皆ケーキ買いに行かない?」
『私、食べたい…!』
ジ「行く!」
莉「あーね。俺も行こ。るぅちゃんも来る?」
る「そうですね…じゃあジェルくんのおごりってことで!」
こ「いいじゃん。僕も〜」
ジ「俺が奢ること前提!?」
な「じゃあ、いこっか。さとみくんはここいてね〜」
ガラガラっとドアを開けて、なーくんは出て行く前にパチッとウィンクした。
気、使ってくれたのかな?
『何のケーキ買ってきてくれるんだろ…。楽しみだねぇ』
さ「…」
『あれれ?さとみくんご機嫌斜め?どうしたの〜?』
さ「A、ころんとかジェルとばっか話してるから…」
『ああ!妬いたの?可愛いなぁ』
可愛い。可愛いねぇ…。
リスナーの子たちから言われるのは嬉しい。
だけど…
さ「男に可愛いは、さすがになくない?」
ぐいっと顔を近づける。
あと少し近づけば…というか少し動けばすぐAの唇は奪える。
まあ、こんな近距離はキス以外ではあんまりしないから…
『う、あ…///』
Aは顔真っ赤。
ほら、やっぱり。
さ「可愛いっていうのはな?Aみたいなどうしようもなく可愛いやつに言うもんだよ」
『いや、あの…私、可愛くない…』
さ「可愛いから。俺の言葉、信じてくれないの?」
『え、いや、そういうわけじゃ…ないけど…』
う〜と言いながら赤い頬を両手で隠すように添えようとするA。
でもそんなことは俺が許さないし?
だって真っ赤になった顔見たいもん。
さ「隠すなよ」
『ん!?』
さ「ん…ふ…んぅ…」
『ふぁ…ん〜!!!』
Aの可愛さに我慢できなくなって、深いキスをする。
久々にしたキスは、甘くて。真っ赤になったAが可愛かった。
さ「は‥‥もっと赤くなった。林檎みたい」
『うぅ…さとみくん、ズルい〜///』
さ「あはは。ごめんな?ズルくて」
『…許す』
ちょっと拗ねながら、だけど微笑んで。
その時…。Aがとても綺麗で…儚くて。
その一瞬だけで俺の前から消えてしまいそうな…そんな気がした。
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月神琉夏(プロフ) - みぃさん» はい、大丈夫ですよ (2019年7月13日 7時) (レス) id: 14f93cf4d6 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 主人公ちゃんのセリフ(ビデオレターの)、リスポンというアプリで読ませていただいてもよろしいでしょうか? (2019年5月6日 18時) (レス) id: 2c72c0c739 (このIDを非表示/違反報告)
月神琉夏(プロフ) - 神餅くんさん» ありがとうございます!これからも頑張りますので、シリーズのほうもよろしくお願いします<(_ _)> (2018年11月17日 14時) (レス) id: 53dea5cf90 (このIDを非表示/違反報告)
神餅くん(プロフ) - 学校の登校中に泣きそうでした(泣)良い話d('∀'*) (2018年11月17日 13時) (レス) id: c2f7d7f001 (このIDを非表示/違反報告)
月神琉夏(プロフ) - しゅがーさん» あ、ありがとうございます!お褒めいただき光栄です!さとちゃんのボイスドラマは号泣ものですよね! (2018年11月10日 19時) (レス) id: 53dea5cf90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月神琉夏 x他1人 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/satomi09120505
作成日時:2018年10月21日 10時