誰でもいいからわしの先輩の話を聞いてくれ！！！ (ページ4)

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休み時間ページ4

「まいこっ！！まいこどこやー？」

廊下うるさいなあ、クラスメイトの女子ちゃんずがおしゃべりでもしてんのかな。

にしてもこの本おもろいで、日本のはじまり、古事記。

夫婦喧嘩が盛大すぎるわぁw

「おい、佐藤。読書中わりぃんやけどお前の先輩？が来てるんだけど」

あー、無視や無視。
わし今本読んでんねん。邪魔すなし……っと。
次読む本はなあ、歴史人物の家紋？日本刀？ええやんええやん！
「……」
「おい！おいっ！佐藤！！」ﾊﾟｧﾝﾂ

「わぎゃっ！！なになに！？誰顔の前でパァンしたん！！びっくしたぁ！！……あ、クラスメイトの男子君か。んでなに？」
「お前の先輩が呼んどんぞ」

「は？先輩？何言うとん、わしに先輩なんて……あ。」

いたわ。

チラッと廊下を見る。

ﾊﾟﾁｯ
「まいこ！！！！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ!
うん、いたね。目がバチコリとあいましたね。
めっちゃ手振りますね。顔面うるさいなあw
しゃーね、行ったるかぁー

「なんや、しお…げふん、先輩。」
「別に名前でいいんやけどw」
「ほら、今学校やん？表面上だけでも、さ？」
「お前いつも遅刻しとるくせに何言うとんねん、常習犯！遅刻魔！！」
痛いとこついてくるわ、ほんまに……
「うっせ」
「あ、チャイムなるからマイコじゃあね！」
「おう、帰れ帰れやかましいもんは帰れw」

てか何しに来たん？
意味わからん