とにかくうるさいねん、この人 ページ3
「はぁ、今日めっちゃ寒いわぁ……「あっ、まいこや!!マイコォオオー!!!!!」なんやねん
マコやっちゅうねん!!ほんまうっさいな……ってまずどこにおんねん!!」
今日は12月の某日、真冬である。
今はえーと、給食がおわり、13時20分。
学校の渡り廊下を歩いていたところ、正しい名前じゃないんやけど、わしのことを大声で呼ぶ特徴的な声が聞こえた。
先輩や。
こんなやかましい声出すんはあの先輩しかおらん。
まず先輩どこにおんねん。
「待って、先輩どこw栞、どこなんwww」
「ここー!!!」
名前は井手 栞。
1個うえの先輩。頭はいいがわしが言うのもなんやけどおかしいねん、この人。
「あ、おったわ。」とかけつける。
「マイコ!!」
「せやからマコやっちゅうねん。ちゅうかどしたん?」
「寒いねん!マイコカイロくれ!」
「なんぼ言うたら…はぁ、カイロね、カイロ……はい、カイロ」
「ありがとうマイコ!バイバイ!!」
「ん、バイバイ。さて帰ろうか(((((「マイコ!!」んんんっ、なんやねんうっさいわ!マイコちゃう、マコやわ!」
「マイコ!今日一緒に帰るで!!下駄箱の前で待っといてな!約束やで!」
「おう、約束な。バイバイ」
「バイバイ!また放課後〜!」
そして放課後ーーー(noside)
「先輩おらへんなあ」
「佐藤さん、苦労してますね」
「先生!いえ、そんなことないですよ。小学生のころからの付き合いですし……」
「佐藤さんと井手さんっていつ出会ったの?」
「いつもそれ聞かれるんですよねぇ。僕が小3、先輩が小4のころからじゃないですか??まあ、いつの間にか出会ってた、が正解なんやけど」
「へぇ、そうなんだ」
「マイコー!!」
「あー、うんうっさいな??先輩来たんで先生さいなら」
「佐藤さんまた明日」
「はい、また明日。」
「まいこ!先生に何言われたん??」
「えぇー、聞きたいん?」
「おん!!」
「先輩といつ出会ったんかっちゅう話」
「なんか最近よう聞かれるね」
「ほんまそれなw」
「マイコ、今日100均いくで!!」
「先輩の買いもん……うん、ついて行くわ。爆買いしそうやし」
「大丈夫やって!」
「先輩が買った物全て持ったんわしやんやけど??」
「それに関してマイコありがとうな!!そんじゃ、今日しぃの家の前集合な、ぴんぽんしてな??」
「はいはい、忘れとったらすまんの」
「マイコ優しいから絶対来るねん」
「……うっさいわ」
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:作者です。 | 作成日時:2020年2月15日 0時