・シリウスの初恋 ページ24
Remus side
・
きっかけは些細な事だった
「ぶっちゃけお前はリーマスのどこが好きなんだよ？」
ある日の昼下がり、食事を終えて各自まったりと過ごしていた時だった
シリウスがAに向けて放った一言
Aは目をぱちくりと瞬いて、シリウスは至って普通にコーヒーを喉に流し込む
そして私は読んでいた本をそのままにピシリと硬直した
そして目は本のページのまま、1音たりとも聞き逃すまいと耳を澄ませる
『どこが……って、何だい藪から棒に』
「良いじゃねぇか、恋バナしようぜ恋バナ
それに前から気になってたんだ、同じ男同士なのに何で好きになったんだろうってな」
「………」
シリウスの言葉に私もAも無言になる
そして細長い指を顎に充て、暫く考え込んだAはゆっくり瞬きをして答えた
『うーん……良い人、な所かな』
「………え、それだけか？」
「………」
あまりのシンプルな答えに私とシリウスは目を見開く
Aはコクリと頷いて続けた
『リーマスを表すのに1番適しているのは"良い人"って言葉だと思うんだ
別にリーマスはお金持ちでもないし、世界をあっと言わせるような魔法使いでもない
ただ"良い人"……それは間違いないでしょう？』
Aの言葉に若干涙を流しつつ、その言葉の真意を探る
「良い人……ねぇ」
他に好きなところは無いのかと落ち込んでいると、そんな私に気づいたAが慌てたように両手を振った
『も、もちろん他にもあるけどね！
ただ1番……リーマスに当てはまるのが"良い人"って言葉ってだけで……！』
「うん……ありがとう……」
「ま、Aの言いたい事は分からんでもないけどな
そんなに落ち込むなってリーマス！」
シリウスに肩をバシバシと叩かれ、私は引き攣りながらも笑い返す
Aは気まずそうにバックビークにご飯をあげに行き、居間には私とシリウスだけが残った
「で、急に恋バナなんてどうしたんだい？
シリウスにも遂に春が来たの？」
「ハッ、俺はそんなもんもう来ねぇさ
柄にもなく初恋を重々しく引きずってるもんでね」
その言葉に私は目を見開いてシリウスを見た
「へぇ……知らなかった
シリウスにも初恋があったんだ」
「そりゃあるさ」
「……それもそうか
でも気になるね、私の知ってる人？」
シリウスは暫く黙り込み、少し笑って私を見た
「あぁ………俺の初恋ってのは
Aさ」
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わさび(プロフ) - イジーさん» 文才なんてありませんけどね！？！？！？こちらこそリクエストくださって本当にありがとうございます！！！！執筆しますので今暫くお待ちくださいませ✨ (2023年1月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
イジー - わさびさん» 書いてくださるのですか！？ありがとうございます！鼻息荒くw、詳しくは、書いていないですがこれまたわさびさんほどの文才力があれば、いけますよね！←すみません、よろしくお願いいたします！ (2023年1月22日 18時) (レス) @page26 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - イジーさん» 天才何それ面白そう………ありがとうございます！！！！1人で鼻息荒くしながら書かせて頂きますーー！！！😆 (2023年1月21日 9時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
イジー - わさびさん» リクエスト！分かりました！えーじゃあ、夢主君が惚れ薬を盛られてセブルスに惚れて、それを見たリーマスがうんたらかんたら〜、、みたいなのが見てみたいです！ (2023年1月21日 7時) (レス) @page24 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - イジーさん» ありがとうございます！！！笑 いやぁ……ポップルウェル君も大変ですなぁ！！！(⟵原因はお前) そろそろネタが尽きそうなので、もし良ければリクエスト頂ければ幸いです🥰🥰🥰 (2023年1月20日 21時) (レス) @page23 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年12月11日 0時
