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『リーマスッ！お願いだから自分を見失わないで！！』
声をかけてもリーマスは唸って威嚇してくるだけで、とてもじゃないが話が通じる状態ではない
脱狼薬は狼に変身する前に飲まないと意味が無い為、今のリーマスを止めるには実力行使しか無さそうだった
ふと、暴れ柳の近くにハリー達を庇う形で倒れ込むセブルスが見える
…………やっぱり彼はなんだかんだ言って優しいな
僕は呆気に囚われているセブルスに叫んだ
『セブルス！3人を連れて逃げてください！！
ここは僕が何とかします！！』
「ふざけるな！貴様1人でどうにかなる問題ではないだろう！」
先生ッ！！というMsグレンジャーの叫び声に後ろを振り向くと、リーマスがその鋭い爪で襲いかかってきていた
『………ぅあっ』
反応が遅れて左肩をそれが貫く
もっと悪いことに、先日バックビークにやられた傷がまた開いてしまったようだ
セブルスが僕の名を叫ぶのが聞こえる
僕はリーマスの腕を掴んで抵抗しながら彼に頼みかけた
『セブルスお願いです！！
他の誰かが傷つく前にっ！！！
………ぅぐっ』
だが狼と化したリーマスの力に僕が敵うはずも無く、力ずくで押し倒される
『リーマス！リーマスお願い……っ
目を覚ましてっ』
僕の願いも虚しく、リーマスは叫びその牙を剥いた
噛まれる……っと目を瞑った時、どこからともなく現れた大きな犬がリーマスに突っ込み体が解放される
『シリウス！？』
犬はもちろんシリウスで、リーマスに噛みつきながら遠くの方へ誘導してくれていた
が、
「ｷｬｳﾝｯ」
体格差のあるシリウスはリーマスに何度も攻撃されボロボロになってしまう
茂みの向こうから悲痛な鳴き声が聞こえてきて、思わず顔を顰めた
「シリウス！！！！」
ハリーがシリウスを助けるために後を追う
セブルスがハリーを呼び止めたが彼は聞く耳を持たずに茂みの方へ姿を消した
僕も傷口を庇いながら立ち上がる
『セブルス、二人の事を頼みます！！』
「待て！行くなA！！」
セブルスの声を背中に受けながらハリーの後を追った
セブルスに名前を呼ばれたの………いつぶりだったかな
そんな事を考えながら僕は走る
左肩から流れる血が、いつもよりも生暖かく僕の身体から抜けていくのを感じていた
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わさび(プロフ) - mikittyさん» そう言って頂けて嬉しいです！！！私も皆さんからのコメントで元気をもらってます！！！ (2022年10月25日 16時) (
レス) @page47 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新多めで嬉しいです、ありがとうございます！！ (2022年10月25日 16時) (レス) @page46 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - mikittyさん» リクエストありがとうございます！ひゃぁぁぁ！それはキュンキュンしそうですね！！承知致しました！作成まで少々お待ちくださいませ！！！ (2022年10月19日 0時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
見知らぬ子猫(プロフ) - わさびさん» ありがとうございます！楽しみにして待ってます！ (2022年10月19日 0時) (レス) id: 1647542551 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 見知らぬ子猫さん» リクエストありがとうございます！承知致しました！めっちゃくちゃにあんまあまに甘やかさせて頂きます！！笑 作成まで少々お待ちくださいませ！ (2022年10月19日 0時) (レス) @page33 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年9月30日 22時
