貴方が居ないと、の段5 ページ8
生物委員会は、学園へ戻ると医務室へ入った
何も表情が無く、ただ眠っているAの体に生物委員会の下級生は抱きついた
虎若「A先輩!お願いです!」
三治郎「早く、笑顔を見せてください!」
一平「何でも我慢します、だから…」
孫次郎「A先輩を連れて行かないで…」
孫兵「お願い…早く…一緒に委員会したい…」
泣きわめく後輩達を八左衛門は後ろから見ていた
しかし、体が勝手に動いているかの様に八左衛門はA の近くへ寄った
孫兵「竹谷先輩?」
竹谷「俺からもお願いです…!貴方が居ないと…毎日が空っぽみたいで…まったく笑顔になれない…俺達にはA先輩が必要なんです!」
八左衛門も堪えていた涙を思いっきり溢れ出した
生物委員会は、Aに抱きつき、祈る様に強く抱きしめていた
〜
『此処…何処?』
Aが居たのは、広い平野だ
周りには、沢山の花が咲いており、更に遠くには美しい景色が見える
『彼処は…とても穏やかな場所みたいだ…行ってみようかな…』
一歩、歩き出した途端、誰かに抱きしめられた
後ろからは自分の名前を呼ぶ声が聞こえる
竹谷「行かないでください…」
『…皆んな?』
自分に抱きつく生物委員会、後ろから自分を呼ぶ仲間達
Aは我に帰ると、涙を流した
『そうだ…私が行くべきなのは…彼処じゃない…』
足先を仲間達の方へと向けた
『皆んなの所に行くんだ。』
〜
生物委員会は、嗚咽を漏らしながらAを抱きしめていると美しく白い手に包まれた
そして、側から聞こえてくる優しい声
顔を上げると、其処には美しい笑みを浮かべたAが居た
『目が覚めるのが、遅かったな。』
孫兵「…本当?」
孫次郎「夢じゃない…?」
生物委員会は、Aの姿を見て体を震わせると、思いっきりAに寄り添い始めた
夢では無いと分かると、更に溢れだす涙を拭い、安心したような笑みを向け、Aの名前を呼んだ
「「「「「「A先輩!」」」」」」
『ただいま。』
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月11日 11時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい(*>v<*) (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します!沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします! (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか? (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに!先程、続編に続きを更新しました! (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年6月24日 17時