憧れだからの段5 ページ49
舐めたような笑いで戦おうとする二人を見る
山賊は数人だが、武器を持っているため、油断は出来ない
「ガキが出来ねぇ事言ったりすんなよ!」
「ほらほら、かかってきな。」
煽ってくる山賊に二人は、青筋を額に浮かべながらも何とか耐える
しかし、次の言葉で怒りは頂点に達した
「辞めとこうぜ。俺達にボコボコにされて、半べそかくだけだ。」
『「何だと、コラァぁぁぁ!」』
怒りが頂点に達した二人は、すぐ側に居た山賊を蹴り飛ばした
一瞬にして倒されたのを見た他の山賊達は、口をだらしなく開けている
Aと与四郎が拳を鳴らしながら、他の山賊を見ると、山賊達は震える体で武器を持って向かって来た
『怖気ついてんのは、そっちだろうが!』
与四郎「A、体術の練習の成果を見せるぞ!覚悟おぉぉ!」
二人で武器を持った敵でさえ、ボコボコに殴り飛ばす
最後に残った腰を抜かした親分らしき男に二人は近く
必死に首を振って拒否すると、Aと与四郎は先程と打って変わってにっこりと笑った
親分らしき男が安心したように息を吐いたが、Aと与四郎は思いっきり拳を突き出した
『「やめるわけねぇだろ!」』
「ゴフッ」
山賊を片付けた二人は、清々しく笑うと忍術学園へと再び歩き出した
Aは、体術がすっかり上手くなった与四郎に安心しているようだ
『与四郎、本当に上手になったよね。山賊相手に軽々と。』
与四郎「Aのサポートのおかげじゃ!ありがとな!」
色んな話をしていると、あっという間に忍術学園へと着いた
Aは与四郎にお礼を言って中に入ろうとしたが、与四郎が中に入ろうとしたAの腕を掴んだ
『与四郎?』
与四郎「今日は、ほんとにありがとなぁ!今度お礼に何が渡したいんだが…何か欲しいもんあるか?」
少し照れた様子で話す与四郎だったが、次の言葉に薄く染まった頰は更に紅く染まった
『じゃあ…与四郎とまた会う時間が欲しい。今度は、町に行ったりして遊ぼう。』
笑顔でそう告げるAに与四郎は、慌てた様子で頷ずく
すると、Aは与四郎の小指と自分の小指を絡め、囁くように言った
『約束だよ。』
それだけ言うと、Aは手を振って中へ入ってしまった
与四郎は、顔を真っ赤にさせてその場に蹲り、にやける顔を必死に抑えたのだった
与四郎「A、かわいい…好きだなぁ…」
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月11日 11時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい(*>v<*) (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します!沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします! (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか? (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに!先程、続編に続きを更新しました! (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年6月24日 17時