帰ろうよの段4 ページ35
愛里を助けようとする七人に毒を打ったと部下から聞いた青年は薄く微笑んだ
その手には、七人に打った毒薬が握られている
紅さん「毒薬打ったら直ぐに戻って来たのか?」
「は、はい…どいつも苦しんでいましたので…」
紅さん「多分、彼奴らの中には解毒薬を持ってる奴が居るはず。毒を打った意味が無いじゃん。」
「申し訳ございません!」
紅さん「いいよ。別に。次は、絶対に気をつけてよね。」
青年は、部下と共に部屋を出ると薄暗い廊下を歩き、一つの部屋へと近づく
少し、襖を開けて覗くと中には自身が着ていた装束を見つめるAの姿があった
『この…装束…あっ、』
紅さん「ちょっと預かるね。 今は、ゆっくり休んでていいのに〜」
部屋へと入った紅さんは、ひょいと装束を取り上げる
その時、紅さんを見上げたAは目を見開いた
少し暗かった部屋だから、よく解らなかったが、光が当たり紅さんの顔がよく見える様になった
黒い瞳に、整った顔立ち、白い肌
まさしく美青年だった
しかも、Aはこの顔に何処かの見覚えがあったのだ
『紅さん…昔、私と会ったことがありますか?』
紅さん「もしかして、思い出してくれたの?」
こちらを見つめるAの頰を優しく撫でると、嬉しそうに笑顔を向けた
〜
七松「いたぁぁぁ!」
新野先生「七松君。あんまり動いちゃダメだよ。」
忍術学園へ何とか戻って着た七人は、医務室で治療して貰っていた
Aが捕まったこと、早く助けに行かなければならない事を全て話すと新野先生は大急ぎで治療をしてくれていた
立花「Aが危険な目に会う前に、助けなければ!」
食満「なんかした奴は、現型も無くしてやる。」
新野先生「二人とも、落ち着いて。毒を抜いているんだから。」
竹谷「しかし…治療をしたとしても…また毒で攻撃してきたら…」
善法寺「大丈夫!ちゃんと解毒薬を貰ったから!」
毒の事も心配だが、それ以上に拠点を見つけられるかが、心配なのだ
拠点を見つけない限り、Aを助けるのは困難になってしまう
大切なAが傷つくのは、何としてでも避けたい
そんな中、任務で行った森の地図を長次が見ていた
中在家「もしかしたら…拠点は見えない所にあるのかも知れない…」
潮江「見えない所?」
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月11日 11時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい(*>v<*) (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します!沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします! (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか? (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに!先程、続編に続きを更新しました! (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年6月24日 17時