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貴方が居ないと、の段 ページ4

『ゲホッ…』


「体が痺れてきただろ?」

「これじゃまともに動けねえな。」



血を吐くAの周りには、武器を持った敵がいた



先程、敵を追っていたAは毒薬を飲まされ意識が朦朧としていた



勝ち誇った様な笑みを浮かべる敵忍者に刀を持つ手が震える



「こんなに美人なのに、勿体ねぇな!」


「まあ、この毒は即効性だ。すぐに…」


続きを言おうとした瞬間、敵忍者は首に鋭い痛みを感じだ


ゆっくりと首を見ると、ざっくりと斬られていて、血が溢れ出していた



『はあ…はあ…毒が全て回る前に…倒す…!』


息を切らしたAが、一瞬にして囲んでいた敵忍者のひれ伏せた



倒れこむ敵忍者の少し見ると、Aは背中を向けてよろよろと歩き出していた


だが、先程動いたせいで体全体に毒が回ってしまった



『…血が…止まらない…』


口から溢れる血を見ながら、Aは大きな瞼を閉じた



六年生がAが昨日向かった森を探索していた


立花「Aー!」


七松「何処だー⁈」


善法寺「どっかで寝てるのかな?…え?」


突然伊作が、言葉を詰まらせた


近くにいた留三郎が目を向けると、伊作の目から光が無くなっていた



食満「伊作、如何した…、は?」


善法寺「A…嘘でしょ!起きて!A!」


食満「しっかりしろ!」



二人が見つけたのは、口らから血を流し、目を閉じたAの姿


服には、血がべったりと付いている



潮江「おい!大変だ!」


中在家「彼処で敵忍者と思われる者達が、血塗れで…」



立花「…どうして…」


七松「嘘だ…」



遠くの方を見て来ていた文次郎と長次の二人も、Aを見つけて、言葉を失った



伊作の腕の中で、力が抜けたかの様に目を閉じるA



六年生は、涙を流しながらAの名前を呼んでいる



善法寺「まだ…脈はある。急いで忍術学園へ!」


七松「A、大丈夫だからな!」



小平太の背中にAを乗せ、忍術学園へと走り出す



不安から溢れ出してくる涙を拭いながら、忍術学園を目指した






忍術学園へ着くと、小松田さんが目を見開いていた



大急ぎで医務室へ向かうと、偶然いた保険委員会は持っていた物をぽとりと床に落とした



数馬「A…先輩?」


左近「一体何が⁈」


乱太郎「血が…!」


伏木蔵「新野先生!」


新野先生「すぐに手当てを!」


保険委員会と新野先生でAの治療に取り掛かる


解毒薬を作りながら、無事を祈っていた

貴方が居ないと、の段2→←六年生のお泊まりの段6



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設定タグ:忍たま , 逆ハー   
作品ジャンル:ラブコメ
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satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月11日 11時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい(*>v<*) (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します!沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします! (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか? (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに!先程、続編に続きを更新しました! (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:satochan0101 | 作成日時:2019年6月24日 17時

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