忍術学園の六年生には、女子がいる ８

絶対に取り戻すの段8 ページ23

作戦を確認すると、早速森の中へ最初に潜入する先生方は裏の方から潜入を始めた



Aは、全員の顔を見渡すと意を決した様にバズーカーを空中に打った



『今です！』


土井先生「行くぞ！遅れるなよ！」



山田先生「全速力で走れ！」




土井先生と山田先生を先頭に左右に分かれた、一年生と二年生チーム



双方は、ほぼ同時に森の中心地へ着くと思いっきり鈴を投げた




伊助「届きました！」



久作「…五、六年生の先輩方らしき集団が前方へ向かおうとしています！」



土井先生「よくやった！急いで、ドクタケ城を倒すぞ！」




鈴を投げた方向には、もう常に戦うメンバーが到着していた



息を呑みながら、五、六年生が来るのを待つ



『いいか？手加減なしで、全力で戦うぞ！』



滝夜叉丸「はい！絶対に…私達が先輩を食い止める！」



孫兵「真剣勝負だ！」




武器を固く握った瞬間、目の前から赤い瞳をした後、六年生が現れた



数秒見つめ合うと、何方もほぼ同時に攻撃を仕掛けた



Aは、長次と攻撃を始めた



隣にいた孫兵は、八左衛門と微塵を互いに使いながら戦っていた




『長次！正気に戻れ！』



中在家「私は…命令に従うだけだ…」



縄鏢と刀が激しくぶつかり合う



Aは、全員の様子を伺うと大きな声で指令を出した




『皆んな！行くぞ！』



「「「「「はい！」」」」」」



掛け声が響いた瞬間、二組に分かれて六ヶ所に自身の標的を引きつけて分かれた



二対一となっている、守一郎と作兵衛と留三郎



目を合わせると、二人は任せてくださいと言うかのように強く頷いていた




守一郎「作兵衛！これがチャンスだからな！」



作兵衛「はい！食満先輩、覚悟！」



食満「どっからでも掛かってこい…！」



光のない目でニヤリと笑う留三郎に二人は、飛びかかった





Aと孫兵は、西側に移動すると背を合わせて対立する八左衛門と長次を睨みつける




『危なくなったら、ちゃんと言ってくれ。この戦いは助け合いにかかってるぞ！』



孫兵「そうですね。助け合いましょう！先輩達を助ける為に！」



「「長次/竹谷先輩！」」



武器を双方に振り落とす



しかし、相手も劣らずに素早い動きで攻撃をして来る

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