横取り＊北山Side ページ30
それはもちろん隣に座っている藤ヶ谷の視線。
Ki「…なんだよ？」
F「朝から生姜焼き？」
Ki「おう。」
F「さすがだね。」
そこまで言ってから少し何かを考えた様子を見せてさらに続ける。
F「…北山、まさかそれ…Aちゃんの手作り？」
Ki「そうだけど…」
俺が肯定すると藤ヶ谷はじとー…と睨んでくる。
F「ずるくない？」
Ki「は？」
F「北山ばっかずるいよね？」
Ki「ず、ずるくねーよ！」
F「俺にちょーだい？」
Ki「可愛くいってもだめだかんな。」
F「ケチ。」
これだけはやるわけにはいかないと箸で生姜焼きを掴んだその時、あぁ！！！あれ見て！！！といきなり藤ヶ谷が叫び、俺はまんまと藤ヶ谷が指を指す方向へ顔を向けてしまった。
その時、藤ヶ谷は俺の手ごと掴んで箸の先の生姜焼きをパクッと一口で食った。
Ki「あっ！！！藤ヶ谷てめっ！！！」
F「んふふふふ、すんごくおいしいじゃーん！！！」
Ki「朝から生姜焼きなんて嫌だ、みたいいな感じだったじゃねーか！！」
F「Aちゃんの手作りなら何でもいいんだよ！」
そういう藤ヶ谷はとりあえず放っておいて、これ以上とられないように弁当を食った。
食べた途端、藤ヶ谷が溶けるような幸せそうな表情をしていたが、それも納得。
Aちゃんが作ってくれた弁当はすっげー美味しかった。
Aちゃんの弁当のおかげもあってロケは順調に進んだ。
というか順調すぎて一時間も早く終わった。
せっかくだからご当地土産を見たいという宮田のリクエストで俺たちは帰る前に道の駅に寄ることになった。
宮田ナイス。
Aちゃんにお土産買ってってあげられるじゃん。
俺は何がいいかとぐるぐると見回り、おいしそうなみかんと焼き菓子を買っていくことにした。
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4It5g(プロフ) - 柊李さん» そうなんですね!!ありがとうございます!!これからも楽しみにしています!!!! (2019年6月5日 21時) (
レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - 4It5gさん» ありがとうございます！龍の件、まだ解決してないですから出てきます！！また一波乱起こしてもらおうと思ってますよ( ´艸｀) (2019年6月5日 20時) (レス) id: 9e2e057872 (このIDを非表示/違反報告)
4It5g(プロフ) - こんばんは!!いつも楽しく読ませてもらっています!!今後、龍は出てくるのでしょうか?? (2019年6月5日 20時) (レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ゆーりさん» ありがとうございます！！今晩も遅くなりますが更新予定です！！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年4月23日 19時) (レス) id: 9e2e057872 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり(プロフ) - 続きが凄い楽しみです。これからどうなるのかなや誰と付き合うのかなとドキドキします。更新楽しみにしてます (2019年4月23日 7時) (レス) id: 5917727acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊李 | 作成日時：2019年4月18日 0時
