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クリスマス当日。今年、シリウスはポッター家に招かれて、ジェームズと共に過ごしていた。リーマスと喧嘩をしてから数日経ち、シリウスは悩み事が尽きない生活を送っていたが、初めて親友と過ごすクリスマスを楽しんでいた。
「あれ、おはよう、シリウス。僕のプレゼントどうだった？」
「あぁ、おはよう、ジェームズ。....あの鏡なんなんだ？俺の顔が憎たらしいっていう嫉妬の現れか？」
「ははっ。確かに君の性格とは真逆のそのハンサムな顔面は憎らしいけど、あの鏡はそんなことを君に教えるためのものじゃないよ。あれは両面鏡だ。僕も同じものを持ってる。これがあれば、お互い離れた場所に居ても顔をみて話をすることができるんだ！」
「なんだそれ...！すげぇな！悪戯の時に役立ちそうだ。」
先程まではなんの面白みもないただの鏡だと思っていたそれが、思いの外便利なものであったことにシリウスは興奮した。これが後に重要なものになることなど露とも知らずに。
「でもどうやってこんなもん手に入れたんだ？」
「父さんに頼んだら探してくれたんだよ。父さんも結構こういう変わった道具が好きだったりしてさ。」
「....ほんと、お前の親はお前に甘いよな。お前がこんな自由奔放で自己中心に育ったのも納得だよ。」
シリウスはポッター家に居候を始めてから、常にそう思っていた。彼の居候を快く受け入れてくれたジェームズの両親は勿論優しい心の持ち主ではあるのだが、息子を溺愛する彼らに、シリウスはジェームズの日頃の行いの責任を感じていた。
「それで、君のとこには他に誰からプレゼントが来たの？」
「ピーターと...リーマスからも一応。今年の俺の居場所を知ってる奴なんて限られてるから、いつもみたいに名前の知らない女子からはなかったよ。」
「なぁんだ、そうなんだ。今年は誰から君への熱いプレゼントが来たのか期待してたのに。....それで、君の大好きなAからは？」
シリウスはその名前にドキリとした。クリスマス休暇が始まって以来、全員が気を使ってその名を口に出さないようにしていたが、その沈黙をジェームズがたった今破ってしまった。シリウスは先程のリーマスの名前を口に出すのも気まずい感じがしたのに、さらに彼女の名前を出されてしまうと、気まずさが更に募る。
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ちひろ。！(プロフ) - コメント失礼します！このCSSなのですが、なんて調べれば出てきますか??~_~; (2021年3月11日 17時) (
レス) id: df9615165f (このIDを非表示/違反報告)
烏の宿り木(プロフ) - とても胸に響く作品で、主人公に感情移入しすぎて泣いてしまいました。1年でも2年でも3年でも待ってますのでゆっくりと休んでください。主人公の幸せとさんさん様の幸せを願って（上から目線ですみません）またお会いできる日を楽しみに待っています。 (2020年4月9日 21時) (レス) id: 96c6daa713 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます。余裕がある時にまた作品を更新したいと思います。それまで待っていて頂けると嬉しいです。 (2020年3月26日 5時) (レス) id: 139e20040f (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 更新楽しみにしています>< (2020年3月16日 2時) (レス) id: 5f671b2301 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - 玲さん» また時間がある時に、玲さまの作品も拝読したいものです。ご理解のあるお言葉、本当にありがとうございました。これからも少しずつではありますが、お話を楽しみに待ってくださる方の為に頑張ります。 (2020年3月7日 2時) (レス) id: 139e20040f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんさん | 作成日時：2019年12月22日 22時
