Part24 ページ25
私は先程星矢くんから言われたことを
兄には伝えなかった。
「なに？どしたん？途中から部屋出てくし。」
心配そうに聞く兄に私は
『いや。私の声聞きたくなったとかいうからさ。尊すぎて固まっちゃったよ。』
とヘラヘラ笑ってみせた。
「なんだよただの色ボケかよ。」
呆れ笑いをする兄を見ながら
私は星矢くんを待つべきなのか考えていた。
初めての恋愛。何が正しい選択なのか。
どういう人と付き合っては行けないのか
その時の私はなにもわからなかった。
私は待つことを決めてしまった。
待っている間2人で会ったりもした。
キスをされたり、身体を触られることもないわけではなかった。
これっていいのかなって思いながらも
好きな人の行動に私は逆らえなかった。
そんな中待ち続けて１ヶ月
ーー「ごめんなさい。俺やっぱあの子の方が好きみたいです。」
思ったよりもあっさりと
私の初恋は終わってしまった。
私は怒ることも
泣くことも出来ず
仕方ないよ、私が返事するの遅かったね、と笑っていた。
ーーこれが第1の失敗。
家に帰って私は平常を保とうと兄をゲームに誘った。
「珍しいじゃんお前からゲーム誘うとか」
『そう？仮にも実況者なんだから楽しませてね』
「俺いま牛沢じゃねぇの。佐々木なの。」
『まあまあ固いこと言わずにさ。』
そう言って私達はWiiパーティをはじめる。
こういう時は体を動かしてスッキリしたかった。
『ああああああああ！！！！！！！！お兄ちゃん！！！それチート！！！チートキャラ！！！！』
「キャラにチートとかねぇんだよ！！！お前こそ振り回しすぎだろこっち飛んでくんだよ！！！」
夜に騒がしくゲームをする兄妹。
両親は仕事が忙しくていつも帰りが遅い。
なんならほとんど帰ってこない。
週末や長期休み以外はほとんど家にいない。
だから家事はほとんど私がやっていた。
兄は私が家で一人にならないように
ゲーム実況の道を選んだそうだ。
家に帰れば兄がいる。
それは私にとっては大きな安心材料だった。
だからなんだって話せる大好きな兄だ。
そんな兄に初めてした隠し事。
お兄ちゃん…。
わたし、初めての恋人ができたと思ってたんだけど…
ただの浮気相手だったみたい…。
「あーそろそろ飯にしねぇか？腹へっ…A…？」
兄が私を見て目を見開く。
私はいつの間にか流れた涙とともに全てを話した。
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kyyyyy(プロフ) - 佳奈さん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずにいますが、是非気長に待っていただけると嬉しいです泣 頑張って更新します！ (2019年8月17日 12時) (
レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - めっちゃ好きです。楽しく読ませていただいています！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: 126972c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - ポームポーム様 ありがとうございます！お昼は食べてください笑 亀更新ですが是非これからも応援よろしくお願いします！ (2019年7月8日 18時) (レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ポームポーム - コメント失礼します。本当に面白いです！ついお昼食べ損ねちゃいました(笑)それぐらい面白いし、楽しく読ませて頂いてます！！更新待ってます！頑張ってください^ ^ (2019年6月15日 12時) (レス) id: 342bde7b9f (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - loveel1216様 本当ですね！ご指摘ありがとうございます！訂正しておきます！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年6月5日 11時) (レス) id: afe7e0534c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイル | 作成日時：2019年2月25日 22時
