Part22 ページ23
ーー5年前
「なに、嬉しそうじゃんA。」
『うそ、顔に出てた？』
どうやらわたしはスマホを触りながらにやけていたらしい。
それもそのはず、私はいま好きな人とメッセージのやり取りをしている。
「だいぶな。彼氏か？お兄様にツラ見せてみろや」
『絶対やだし彼氏じゃない！』
詳細を聞こうとしてくる兄を軽く交わし私は再びスマホを眺める。
小学生からずっとバドミントンをしてきて
わたしは恋愛とはゆかりがなかった。
高校に入っても変わらず
厳しい練習に耐える日々。そんな中訪れた突然の浮いた話。
高校2年の冬、私にはついに好きな人ができたのだ。
できたというよりは
相手が私に明らかな好意を向けてくれたことで
わたしは彼が気になって仕方がなくなっていた。
相手の名前は星矢くん。同じ部活の後輩。
私の試合中の姿に惚れ、人としても好きになってくれたらしい。
「かわいい」「すきです」「一緒にいたい」
恋というものをしたことがなかった私にとっては
彼のかけてくれる言葉はあまりに甘いものだった。
「どーせ彼氏になんだろ、紹介される準備しなきゃじゃん。」
『紹介って…結婚するわけじゃないんだから笑』
そう思いながらも
私は彼から受ける好意一つ一つに悶絶していた。
だけど私は
バドミントンに本気で打ち込んでいた。
全国大会に出場することを目標に毎日練習に励んでいたため
恋愛などしている場合ではなかった。
私は彼に恋心を抱きながらも
高校3年の6月ーー
部活を引退するまでは、この気持ちは心に留めておくと決めていた。
しかし、高校2年の卒業式が終わったあと
「…好きです。」
私は彼に告白された。
もちろん嬉しかった。
だけど私は部活があった。
両親に支えてもらいながらここまで続けてきた部活。
私は部活をやりきりたかった。
『ありがとう。私も好きです。ただ、私は部活に集中したい。引退までは、付き合えません。』
いわゆるキープみたいなことをしたくはなかった私は、待てとは言わないと伝えた。
すると彼は「Aさんのためなら待ちます。」と言ってくれた。
こうして私たちの微妙な関係が始まった。
しかし同じ部活だった私達は
微妙な関係であることが逆に部活へ支障をきたしていた。
彼が気になって練習に身が入らない。
周りの部員からも「ケジメつけたら？」と背中を押され
私は、彼の告白を受けることを決意した。
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kyyyyy(プロフ) - 佳奈さん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずにいますが、是非気長に待っていただけると嬉しいです泣 頑張って更新します！ (2019年8月17日 12時) (
レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - めっちゃ好きです。楽しく読ませていただいています！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: 126972c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - ポームポーム様 ありがとうございます！お昼は食べてください笑 亀更新ですが是非これからも応援よろしくお願いします！ (2019年7月8日 18時) (レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ポームポーム - コメント失礼します。本当に面白いです！ついお昼食べ損ねちゃいました(笑)それぐらい面白いし、楽しく読ませて頂いてます！！更新待ってます！頑張ってください^ ^ (2019年6月15日 12時) (レス) id: 342bde7b9f (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - loveel1216様 本当ですね！ご指摘ありがとうございます！訂正しておきます！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年6月5日 11時) (レス) id: afe7e0534c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイル | 作成日時：2019年2月25日 22時
