波 乱 万 丈 物 語 (King&Prince)

〇完璧ではないから(2018) ページ36

(side Yuta.J)

Aは「才色兼備」という言葉が世界で1番似合う女の子だと思う


ダンスはしなやかで指先つま先まで綺麗で、曲によって変わる表情に引き込まれる。


女性特有な綺麗な高い歌声は安心するし、見ている人を画面に引き込む演技力。


そこらの女優さんに負けず劣らず整った顔立ちをしているのに、女性らしい華奢な体型。




ジャニーズ事務所の最終兵器、と名高い彼女と同じユニットでCDデビューができたことは本当に誇りであり自慢だ。


体力の差からレッスンで置いて行かれて泣いてるのも、忙しくてヘトヘトな状態で仕事をしているのも、俺らメンバーはみんな知っている。



これから今日最後の撮影が入っていて。
マネージャーから聞いた話によると、今日は俺らは午後からの仕事だったけれどAは個人の仕事で朝4時から仕事をしてるとかなんとか。


「もう無理これ以上起きてたら死ぬ！帰る！無理！仕事できない！立てない歩けない歩き方忘れた！！！！！！」

岸「これで最後だからお願い！立って！お願い！」

バカみたいに、笑ってふざけているように言っているけれどきっとあれは本音で。
でもAはこうじゃなきゃ弱音を吐けなくて。

「本当に天に召される！！！目開かない！！」

岩「って言いながら歩いてんじゃん(笑)」

「うぅ〜...っ」

みんなAがしんどいけれど頑張ってるのを知ってるから、あえて優しい言葉はかけないんだ。


紫「ほら行くで！」
廉「なんか今日のAブスやで...」

「〜！？！？！？廉がブスって言った！はい怒った！」

廉「いっっった！折れた！」

Aが廉をどつくと、海人と岸くんは大きな声で笑っていた。


「っうっし、みんな巻きで行くよ！！！」

気合をいれるため？なのか、自分で頬をバチンと叩くA。

神「それでこそAじゃん

行くか！」


頭をぽん、と撫でると「年下のくせに調子乗るな！」といつもの笑顔を見せてくれたA。



完璧なようで完璧じゃない、だから守りたくなる存在なんだ、と実感した。


@完璧ではないから

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仕事はちゃんとやるウーマン

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