波 乱 万 丈 物 語 (King&Prince)

〇デビューが決まった日(2018) ページ16

少し早く起きたのは、これから起きる何かを予知してたのだろうか。
朝ご飯を食べていると、突然鳴り出した携帯電話


誰からだろう？と相手を見ると、事務所の番号が。


「はい、前川です〜」

ーーーー「You、これからデビューだよ」


「え？」


急いで身支度を整えて、メンバーが待つ場所へ向かう。



「...おはよう！」
岸「A！！！」

いつものように挨拶をすると岸くんが近づいてきて、力強く抱きしめられた。

岸「デビューだよ...実感わかねえよ...」

「そうだね、デビューだ...」

嬉しくなって、そのまま岸くんに飛びつけば「おもっ！」と言いながらもその声は嬉しそうだった。


「喜んで、くれるかな」


ファンの子は、喜んでくれるのだろうか。

トラジャを裏切る形になってごめんね。
いまでもわたしがジャニーズを続けられたのは、PLAYZONEがあったから。
わたしの糧になってるよ。

紫耀と廉を、関西から取り上げてごめんね
でもわたしたちには紫耀と廉が必要なんだ

今じゃもう手離したくないくらい大事な存在なんだ


岩「A、大丈夫だよ」
神「そーだよ、俺らがいるし」
紫「7人でデビューやで」
海「ずっと一緒だね！」

廉「...なんや、Aがそんな顔すんなや！」


一人、少しだけ後ろめたさがあったであろう廉も前を向こうとしていた。


岸「A。お前今ここで俺らとデビューしないで誰とすんだよ？」

「...ばーか」


みんなで、ぐちゃぐちゃに揉み合いながら抱きしめあった。


2018年春、わたしはKing&Princeとしてデビューする。


信じた仲間と一緒に。



《さぁ続いては前川Aさん！》

「はい、King&Princeの前川Aです。わたしはこのメンバーの中で一番先輩であり、一応最年長組なんですけど…引っ張っていくことは苦手なので、陰ながらメンバーを支えられるように、頑張っていきたいなと思います。ジャニーズ初の女の子という最大の武器を活かして、わたしにしか出来ない…いやわたしたちにしか出来ないパフォーマンスをお届けしたいと思っております。デビューしても向上心を忘れず、どこまでも突き進んでいきます。宜しくお願いします！」



〇デビューが決まった日

------
少しずつお気に入り登録者様が増えてとても嬉しいです。よろしければお星様の方も、宜しくお願い致します。


20180627佐藤

〇VS嵐(2018)→←〇ドル誌インタビュー(2018)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す