真反対。 (ページ9)

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相「よし、勝った」

駒「連勝ですねぇ!!!」

田「今日は忙しかったですね(笑)」

笹「そっちの方がやりがいあるし、ええやん?(笑)」

中島選手の宣言通り、見事試合に勝利した。

猛打と好投で大量得点して、2連勝。

試合中のコメント担当が3人じゃ足りなくなったから、

事務仕事をしていた私達もﾀｲﾑﾘｰﾋｯﾄやﾎｰﾑﾗﾝを打った
選手たちから

次々とコメントをとっていった。

つまり今日、広報部は大忙しだった。

駒「栗山監督のインタビュー行ってきます」

「私も、ヒーローインタビューの案内してきます」

試合中に選定して、

終了直後に決定したヒーローインタビューを受ける選手。

今日は、先発だった上沢選手と、

ホームランを2本打った近藤選手、

そして、ホームラン1本と猛打賞の西川選手。

「まず上沢選手、お願いします」

上「はい」

「…近藤選手、お願いします」

近「はい、」

「最後に、西川選手お願いします」

『はーい』

ベンチから3選手を送り出してヒーローインタビューを見守る。

ｱﾅ「西川選手、今日は寝坊されたとか…」

『実はそうなんですよ(笑)』

ｱﾅ「では、今日打てたのは、」

『よく寝れたからじゃないっすかね?(笑)』

「…!!」

一瞬、西川選手と目が合った。

西川選手は、申し訳なさそうに眉を下げた

…気がした。