真反対。 (ページ8)

今日:2 hit、昨日:36 hit、合計:71,668 hit

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試合開始まで3時間。

もうとっくに練習は始まってて、

囲みもあちこちで行われている。

「あ、中島選手今から10分ほど囲みお願いします」

中「わかった」

「それと、西川選手見ませんでしたか?」

中「あぁ遥輝ね、寝坊…(笑)」

「寝坊…ですか」

中「昨日飲みすぎちゃってさ、ごめんね」

「あ、いえ…。報道陣に伝えておきます。」

中「ありがとう」

中島選手を報道陣のもとへ案内して、

西川選手を待つ報道陣にも事情を説明した。

時計と睨めっこしながら待っていると、

ロッカーの方から全速力で走る西川選手が見えた。

「あ、西川選手! 先に囲みお願いします!!」

『すまん!!! 昨日飲みすぎた～!!!!!!!!』

「わかりましたから早く囲みに!!!」

どうやら少しだけ監督とコーチに注意されたらしく、

ﾍﾟｺﾍﾟｺと頭を下げながら報道陣の元へ走っていった。

中「遥輝来たんだ(笑)」

「あ、はい。ちょうど今来ました」

中「間に合ってよかったね」

「ギリギリアウトだと思います」

中「まぁまぁ、許してあげてよ。今日勝つから(笑)」

「そうしてください、(笑)」

ふぅ、とひとつ息をつく。

西川選手の取材が終わったら、少し休憩しよう。