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NOside
五条「は、え…?ちょ、おい、どうした
しっかりしろ!おい!」
体をうずくまらせたと思ったら
突然嘔吐したAに
ぎょっとした五条が駆け寄る
しかしあまりにも突然すぎて
原因が全くわからない五条は
背中を擦ってやることしかできなかった
五条「ど、どうしようこれ
どうすればいいの
傑…いや、硝子呼んだほうがいい!?
携帯、携帯…!」
『っ、かひゅ、ヒュー、ヒュー、』
五条「!?、息っ…息できてないのか!?
ちょ、待って、
と、とりあえず、今硝子呼ぶからっ…!」
そう言いながらも
五条は気が動転して
携帯のボタンすらまともに押せない
そのとき
灰原「あ!Aー!五条さーん!
ただいま戻りまし____えっ」
夏油「!?、A!?どうしたんだ!?」
ちょうど任務から帰ってきた夏油と灰原の声が五条の耳に届いた
五条「す、すぐるっ、はいばら…!」
声がした方に五条がふり返る
夏油と灰原が目にした五条の顔は
今にも泣きそうな顔だった
五条「ど、どうしようすぐる、何か、こいつ、急に吐いて、息も苦しそうで…!」
駆け寄ってきた夏油に
五条がわたわたと手をふり回して
状況を説明しようとする
それを夏油は五条の頬を掴んで制止した
夏油「落ち着け悟…!
今苦しいのはAだ
不安を煽るような態度をとるな」
五条「っ、」
灰原「家入さん呼びます!」
夏油「うん、頼んだ
A?きこえる?
大丈夫だよ、落ち着いて
ゆっくり深呼吸して」
『っ、ひゅ、ヒュー、っは』
夏油「そう、ゆっくり、ゆっくりでいい
焦らなくていい」
灰原が家入に電話をかけ
夏油がAの背中を擦りながら
優しく話しかける隣で
五条はただ息をのんで待つしかできない
灰原「駄目です、家入さん繋がりません…!」
夏油「最近多忙だからな…
誰か他に頼れそうな人は____」
『っ、せん、ぱ、』
夏油「!、なに?どうしたの」
『な、なみ、せん、ぱ、っ』
「「「!!」」」
"七海"
明らかにその名前が口に出されたことに
夏油と灰原は一瞬驚くが
その次には
灰原は納得したように電話をかけ直し
夏油は了解して
Aの背中をまた擦ってやっていた
ただ、五条ひとりだけが
まるで時が止まったように
目を見開いて動かなかった
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街角のドーナツ屋(プロフ) - 屋久屋さん» ありがとうございます!!ぜに最後まで見届けてやって下さい! (2022年12月21日 22時) (レス) id: 2c7b5feb18 (このIDを非表示/違反報告)
屋久屋 - まじで最高。五条の「好ぎ」は笑った😂 (2022年7月26日 12時) (レス) @page49 id: 7da54e53b8 (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - 時さん» ありがとうございます〜〜!!私もいただいたコメント読んでニヤけてます(笑)これからも時さんにとって尊いゴジョでありますように!続編もよろしくお願いします! (2021年6月13日 16時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
時(プロフ) - も、あの、好きです(唐突な告白)あの、あの(尊すぎて言葉が出ない)ずっとニヤけて読んでます。最高の需要をありがとうございます!!これからも無理せず、更新頑張ってください!応援してます!ゴジョが尊い……!!ありがとうございます作者様! (2021年6月13日 15時) (レス) id: 65803b71a1 (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - 華生さん» 刺さりましたか!?コメントまでもらえて二重に嬉しいです〜!!(*ノ▽ノ*)面白いと言ってもらえるとほんとに自信になりますしやる気に繋がります!ありがとうございます!!!! (2021年6月8日 0時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:街角のドーナツ屋 | 作成日時:2021年4月12日 12時