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10話 ページ12








































「それでね〜?」




1人であつく語り出した真奈ちゃんの話を

私は、頷きながら聞く。




「ころんさんったら、私に向かって
なんて言ったと思う?!『今日の髪型、いつもと違うね。可愛いよ』だよ?!すきぃ…」


確か真奈ちゃんは、ころん君が好きと
聞いたことがある。ゲームにもなっている彼等の外見と中身の良さは私も胸を張って言える。


果たして、真奈ちゃんの好きは恋愛感情なのか分からないけれどこれだけ愛してくれる人がいるなら、ころん君だって幸せだろうな。



「ジェルくんがね、真奈が転んじゃったところ見てたみたいで『大丈夫?』って起こしてくれたんだよ〜…『Aにもやってるの?』って聞いたら、『んー』ってはぐらかされたんだけど、どうなの?!」




もはや、姫としての自覚を忘れているのか

私の名前を呼び捨てしたり

メイド達の前で興奮した状態になる真奈ちゃん。『これはまずい』と思った私は、咄嗟に真奈ちゃんの腕を引っ張っり耳元に呟いた。




「アナタ、馬鹿なの?」


そう言えば、すぐに不機嫌そうな顔になる
真奈ちゃん。



「は?なんなのアンタ本当に。」


「貴方なんのためにここに来たの?」


「アンタには関係ないでしょう?」


「…はぁ、好き勝手にやるのは良いけれど、苺城の姫っていうことを忘れないでね」



「貴方のせいで今までの妃様達の評価を落としたくないから。」そう言えば、怒りが混み上がってきているのかぷるぷると震え出す真奈ちゃん。




「ほんとに、お節介なの!!早く消えてよ!」




そう言った後、机の上に乗っていたガラスのコップやお皿が荒らされた。


真奈ちゃんの手によって。
















「いたっ」



その声に周りにいるメイド達が気付いたのか
皆真奈ちゃんの方へより「どうされました?って、なんでこんなに…」と私の顔を見た。






「…Aさんがやったんです…」




「……へ?」





「Aさんが…真奈のこと気に食わないって言って…お皿といっぱい割ってって…真奈の指切れちゃったよ〜…」




泣き出す真奈ちゃんにおろおろする
メイド達と、数名私の方を睨みながらこそこそ話すメイドたち。





こっわ、この人______





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ましかに - 待ってます (2022年6月18日 16時) (レス) @page27 id: b45f3d1284 (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 更新待ってます (2020年5月29日 0時) (レス) id: f65192fa99 (このIDを非表示/違反報告)
いぶき(プロフ) - 続き気になります!お話とても好きです! (2020年5月20日 0時) (レス) id: d775cce176 (このIDを非表示/違反報告)
らん@歌い手色の占ツク民達(プロフ) - 続き気になります!!!面白すぎて腹筋割れます(?) (2020年2月10日 18時) (レス) id: d574829136 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 未来さん» わああ、ありがとうございます◎これからも応援して頂けるよう、精一杯頑張らせて頂きます! (2020年1月27日 7時) (レス) id: 8bdf184cc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月15日 6時

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