偽笑い 01 ページ2
とある倉庫付近に
3人の人影＿太宰＿国木田＿敦＿がいた。
全員、緊迫した表情をしていた。
あの、太宰さえもが＿＿＿＿
「乱歩さんの推理によると、
依頼された少年は
地下室にいるらしい。
敵の数は少ない。それに
見張りもいないそうだ。
＿＿＿強行突破で行くぞ」
国木田が手帳を閉じながら云った。
「私と国木田君で敵を引き受けよう。
その間に敦君は少年の救出を」
太宰が壁に耳を当てながら続ける。
「はい」
敦は唾を飲み込んで返答した。
3人が緊迫していたのは、
2つの理由からによってだった。
1つは、乱歩が“厄介“と云ったことだ。
探偵社員にとってはそれだけで十分だ。
2つめは、その依頼が変だったからだ。
つまり通常の依頼と違うのだ。
その依頼は書類で、
封筒に入れられて送られてきた。
だが中に入っていたのは
1人の少年の写真。そして書類には
“武装探偵社様へ
突然の依頼を御許しください。
急ぎの依頼なのでございます。
私共の親族の1人が
恨みを持つ組織に拐われてしまったのです。
その組織は居場所を転々とし、
情報や手掛かりが少ない故、
警察では救出が不可能と判断致しました。
私共が集めた情報、
手掛かりは封筒に同封してあります。
どうぞよろしく御願いします。”
と書かれていた。だが
少年の情報は写真1枚だけだった。
明らかに怪しいのだ。
それでも乱歩が止めなかったのだ。
そのうえ、いくら怪しくとも
誘拐が本当ならば救出しなければならない。
太宰が手でゴーサインを出す。
3人は視線を一瞬合わせ、
倉庫内へと突入したのであった＿＿＿
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細桜 - Cssって何？！ (2020年4月21日 12時) (
レス) id: 87eabdb106 (このIDを非表示/違反報告)
反生命者 - 本当ですね。間違っていました。 ご指摘ありがとうございます！ (2020年1月10日 19時) (レス) id: 4e8a64dd85 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - ま、魔神ではなく、魔人では……？あ、更新頑張ってください！！ (2020年1月7日 14時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
反生命者 - 少し変更しました。 (2019年9月23日 9時) (レス) id: 4e8a64dd85 (このIDを非表示/違反報告)
反生命者 - よろしくお願いします。 (2019年6月21日 21時) (レス) id: 4e8a64dd85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：反生命者 | 作成日時：2019年6月4日 22時
