兄は恋愛対象に入りますか？[サンジ] (ページ12)

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episode11 ページ12

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まだ幼少期のAとサンジ。

『はぁ....』

今日もイチジ兄さんやニジ兄さん。ヨンジ兄さんにいじめを受けた。

今日はサンジがいなかったから集中的にいじめられた。

でも私だけでよかった。

サンジには傷付いて欲しくないし。

でもその日の夜、私が夕食時、食べに行ったら私の分の夕食が捨てられていた。

勿論、犯人はあの3人の兄さん達。

サンジにいるか、と言われたがお腹が減っていないと嘘をついて自室に戻った。

きゅるるる....

『(お腹空いた...)』

コンコン

「A？いる？」

『ん？サンジ？いるよ』

サンジ「入るね」

サンジがカゴを持って、部屋に入ってきた。

サンジ「あ、あのね...夕食、食べられなかったでしょ？だから、下手くそだけど...」

カゴを開けてみると弁当箱が入っていた。

『お弁当？開けてみてもいい？』

サンジ「うん！！」

中には卵焼きのような黄色い物体、レタスに定番のタコじゃなくなったただの切れたウィンナーに顔がついている物、小さなおにぎりが2つ入っていた。

『わぁ、美味しそう！！』

サンジ「ちょっと...失敗しちゃったけど...」

『ありがとう』

とびっきりの笑顔をサンジに見せた

サンジも笑顔になり、うなづいた。

サンジ「うん！！」

『じゃあまずは〜たこさん、ウィンナーかな...？』

切れたウィンナーをフォークで刺して口に含む。

『ちょっと焦げてる...』

サンジ「えぇ！？ごめん！！苦い？？苦いよね？？」

おろおろとし始めるサンジ

『ふふ、嘘嘘、美味しいよ！！』

サンジ「良かったぁ...」

『次は〜、卵焼き？かな？』

ぱくっ

『！！！え、めっちゃ美味しい！！』

見た目によらずふわふわで甘めの卵焼き。

ぐちゃぐちゃだけど凄く美味しい。

サンジ「ほんと！？」

目をキラキラさせて喜ぶサンジ。

『また作ってね』

サンジ「もちろん！！」

そのあとすぐに、サンジは牢屋に入れられて死んだことにされていた。

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