【名探偵コナン】…秘密…5【降谷零】

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『おじ様…！』

「A！元気そうでなによりじゃ！」

次郎吉はAの手を取り
嬉しそうである


「その男は何じゃ…？」


ギラリとした目つきで昴を見る


『同じ大学の沖矢昴さん

今日はコナン君たちと花火するから
女の子たちに着付けをしようかと…』



「小童かおるなら心配ないな！

お主、Aに何かあったら
容赦せんぞ！」


そう言って昴の方を見る


『大丈夫よ、おじ様！
何かあればおじ様に相談しますから…』


慌ててそう言って笑うと
次郎吉も満足したようだ


「鈴木氏はAさんを
とても大切にされているようですね」


そう言って昴は微笑んでいた


「じゃあ、A！
好きな物を好きなだけ持って行け！

儂はちょっと用があるでの
またな…」


そう言って立ち去る


Aたちは
予め浴衣を準備してもらっていた
部屋に通されて
いくつか浴衣を選んだ



そして再び
昴の車で阿笠邸へと向かう



「Aさんの浴衣姿が見られるなんて
僕はついているようですね」


運転をしながら昴は微笑む



『浴衣なんて久しぶりです

昴さんも浴衣似合いそうですね…

男性は甚平を着られる方も多いですが
私は浴衣の方が好きだな…』


(安室さんも浴衣似合いそう…)


ついそんなことを考えてしまい
口元が緩んでしまう


「Aさんを夢中にさせるために
浴衣を着るのもいいですね…」

昴がそんなことを呟くので


『昴さんたら…』

冗談だと思って笑ったのだが



そのまま行き先が米花デパートになり
昴はAに車に残るように告げ
その場を離れて行った


そして
５分程すると昴の手には大きな袋…


『昴さん…まさか…』


Aが袋を指差すと


「あぁ、これですか？
僕の浴衣ですよ」


そう言って笑ったのだった

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