【名探偵コナン】…秘密…5【降谷零】

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安室にちょっと
仕返しをした事で
Aは気分が良かった


(安室さん…耳が真っ赤で
凄く可愛かった！

いつものカッコいい安室さんも
いいけどね！)



そう思いながら
お弁当におかずを詰める


安室の用事が何かはわからないが
お弁当を渡して送り出したいと
思ったのだった





安室はというと…


Aのあざとい行動により
一時は心臓が破裂するかと思ったが
どうにかこうにか
正常な状態に戻ってきた


(Aさん…さっきは確実に
やり返してきたな…)


天を仰ぎフーと息を吐く

よく笑い、よく泣いて
安室の心を掴んで離さないとは
思っていたが

あんな悪戯な一面もあるとは
思ってもみなかった
一緒にいて本当に飽きない


(ここまでとはな…)



たった一泊しただけであったが
予想外の展開もあり
安室はますます
Aに溺れてしまったのだった






ふと時計を見ると…

(６時50分…)

お弁当をある程度冷まし
丁寧に包んで、袋にいれる


『安室さん、そろそろ
出られますよね？

もし良ければ食べてください
お弁当を作ったので…』


さっきの自分の行動を思い出し
あまりの恥ずかしさに
モジモジとしてしまう


(ちょっと恥ずかしい…)



安室はそんなAが
可愛くて、いじらしくて
今すぐ自分の腕に閉じこめたい
衝動に駆られていた


(あー！これから登庁だぞ！
気を引き締めろ！)


頭の中で喝を入れる



「ありがとうございます！」



そう言って爽やかな笑顔で答えた
安室は自分でも
流石としか言いようがなかった

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