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Aは自分の部屋で着替えながら
先程見た少年を思い返す
『新一の小さいときにそっくり…』
流石に特殊な眼鏡をかけていても
姉の目は誤魔化せていなかったようだ
「そりゃそうだろうな…」
ドアの方から声がして振り向くと
先程の少年が眼鏡を外して立っていた
(そりゃそうだろうな、って…)
『えっ…、まさか…新一の息子ッ⁈ 』
あり得ないと思いながらも
Aは口にせずにはいられなかった
「んな訳あるかよ!」
と、盛大にコナンは突っ込んだのである
そして、コナンから
自分が工藤新一で
どうしてこうなったかを説明された
劇場版の冒頭、いつものアレである
(口調からして嘘は言っていない…)
Aは終始信じられないといった顔だったが
口調も仕草も見れば見るほど
コナンは新一そのものだ
『わかった、貴方の言うこと信じる
念の為、後で母さんに電話して
確認も取らせてもらうけどね
んで、あの下にいる胡散臭いイケメンは?』
Aは厄介なことになっているなと
若干目眩がした
「今から説明するから
てか、くれぐれも俺が工藤新一だってこと
バラすんじゃねぇぞ!」
ビシッと指を刺すが
Aは妙に自信満々
「ったく…、帰って来るなら
事前に連絡ぐらいしろよな」
『母さんにはしてたよ』
(母さんめ…!)
新一は母さんならあり得ると肩を落とした
『まぁまぁ、じゃあ行こうか、コナン君♪』
そう言って、徐に手を繋ぐ
「ちょ、姉ちゃん…!」
コナンは手を振り払おうとするが
Aは久しぶりの可愛らしい新一の姿に
ご機嫌なのだ
『階段は危ないから、ほら…!』
すでにノリノリである
「ったく…、わーったよ」
コナンは渋々手を握り返す
『じゃあ、コナン君は
母さんの祖父の兄の娘のいとこの叔父の孫ね』
「あぁ、そうだよ」
そう言いながらゆっくりと階段を降りる
2人がリビングに入ると
赤井がコーヒーを淹れているところだった
(てか…)
『どなたですか…?』
Aはポカンとした顔で
赤井を見た
それもそのはず
先程まで 沖矢 昴 の姿だったのに
今は 赤井 秀一 の姿に戻っているのだから
「悪いな、これから説明させてくれ」
そう言う声は先程コナンに電話した男の声だ
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あい(プロフ) - ととさん» コメントありがとうございます(^ ^) 2周目ですか!?とても嬉しいですっ!ジン、私も好きで何度も考えてはみたのですが、難しいですね…(^^;; お約束は出来ませんが、もう少し考えてみます。これからもよろしくお願いします! (2019年8月13日 6時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
とと - 2周目、読み終わっちゃいました笑 めっちゃかっこよくて、キュンキュンしちゃいます笑 ジンのお話も見たいなぁ笑 更新頑張ってください! (2019年8月13日 1時) (レス) id: a44899d9d0 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 叶望さん» こんにちは!コメントありがとうございます(^^) 世良さん、私も大好きなので今後どこかで登場させたいと思います。ご期待に添えるかはわかりませんが、少々お待ちくださいね(*^^*) これからもよろしくお願いします! (2019年7月16日 13時) (レス) id: d8d396b9c0 (このIDを非表示/違反報告)
叶望(プロフ) - こんにちは(^^)/いつも、更新される度にドキドキしながら、読んでいます笑 後、世良さんをもっとだしてほしいです! (2019年7月16日 12時) (レス) id: 00d6839fac (このIDを非表示/違反報告)
S・T(プロフ) - あいさん» おはようございますm(__)m宜しくお願い致しますf(^^; (2019年6月2日 8時) (レス) id: 80eb162450 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:i | 作成日時:2019年4月14日 11時