キスにハマった赤井さん【赤井 秀一】

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『私、安室さんと一度キスしてみたいんです』




何の躊躇いもなく
初対面の安室に話しかけるAは
はっきり言って異質だ





「どうして
そんなに僕とキスがしたいのでしょう」






若干、ポーカーフェイスが崩れそうになるが
どうにか冷静を装い安室は問いかけた





(何なんだ、この女は…ッ⁈ )





どこかで聞いたようなセリフが
安室の心の中で叫ばれる








『今度書こうとしている小説
キスシーンが多いので

昴さんは彼氏なので
何度もキスをしていますが
出来れば他の人ともしてみたいと思って


それに、偏見かもしれませんが
安室さん、経験豊富そうだし！』







悪びれもなくAは話す








ジーンズにTシャツといった服装からでも
良くわかるスタイルの良さに
流石はあの 藤峰 有希子 の娘だけあって
顔も申し分ない


そして、この今までには
出会ったことのないような
少女のような笑顔の中に見え隠れする
男を惹きつける色気



唇はツヤツヤとしていて形も良く
まるで熟れた果実のようだ







安室はAの唇を見て
つい喉の奥がゴクリとなった








(この女を落として
赤井のことを聞き出すのも悪くはないか)







情報欲しさか
はたまたキスが欲しくなったのか







安室が返事をしようと
口を開いた瞬間…









「それは許しませんよ…！」








『わッ…』









安室の目の前で
沖矢がAを横抱きしたのだ









「キスが足りないようなら
早く帰って昨日の続きをしましょう

では…」








沖矢は安室に話す隙を与えずに
Aを抱え、器用にカートを押しながら
レジへと向かう








『えー！』








立ち去る沖矢の後ろ姿から
Aの声が聞こえてくるが
沖矢の足は更にスピードを上げていく









「くそ…、赤井め…」








安室はその遠ざかる姿を睨みつけたが
もう仕方がない








さっさと残りの買い物をカートに入れて
安室はポアロへと帰ったのである









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こんにちは^ ^
作者の i です。


いつもご覧頂き
ありがとうございます！



今回は安室さんの友情？出演でした笑
如何でしたか？




抱き抱えられたAは
どうなるでしょう…

続きはまた後日更新予定です。
暫くお待ち下さい。






また、評価、コメントを下さった
皆さま、感謝感謝です！



これからもよろしくお願いします。

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