ウォンちゅー ページ11
「分かったらさっさと避難しろ」
「かっけェ…」
「あ？？」
「アイジャック！！一生推す！！！」
…意味がわからない。俺は別に今可愛い子ぶったり、猫被ったりしてない。それなのにコイツは俺のことを好きになった。どういうことだ？
俺はいつも通り素で喋って…、素の俺が好きなのかコイツ！？そんなやついるんだ。死柄木さんくらいしか見なかったホントの俺を会ったばかりのただの市民が？こんなに簡単に？
あんなに欲しかったものがすぐに手に入った。それじゃあ俺のやり方が悪かったみたいじゃないか。ホントの俺を見て欲しい。これってそんなに難しくなかったのかもな。今更遅いけど。
あー気持ち悪。キモすぎて吐き気がするぜ。最悪な市民がいるんだな。あーあーあー。
「何で笑うんだよー！！」
「笑ってねぇし」
______
あれから、遅れて駆けつけたプロヒーローに市民は誘導されて、顔が割れてた俺も保護された。今は一番近場だった雄英にいる。
「彩人の馬鹿！！！勝手に抜け出しちゃダメだろ！！また攫われたかと思ってどれほど心配したか！！！」
「ばーかばーか！！！」
「徘徊ヤロー！！！」
間違ってない。でも泥ワープさせられて隣町まで行ってましたなんて言えない。病院を抜け出して山奥まで逃げたのは俺だし。これ以上面倒な説明してられない。どうせAFOはすでに逃げてる。
「だって、これ以上お前らを失望させたくなくって…」
「したことねぇって！！！」
「儚すぎるよ色取！！」
「儚すぎて見えない！！」
「これ以上ここで病んでたら、いつかお前らは俺を見放すと思った。それで居ても立っても居られなくなって、徘徊してたら脱獄した敵がいたから…つかまえた。」
「なんだコイツ。」
あからさまにしょんぼりとしてみたら案外みんな許してくれた。相澤先生を除いては。
「いいか色取、お前は目をつけられてるんだ。本当に心配させるなよ。何かあったら守りきれないかもしれない」
「守る？俺元気だよ。十数人の敵を1人で相手できるくらい。それで、俺もみんなと戦わせて欲しいんだ」
「…それは」
「学校に行ってない間何度も死にかけてる、戦闘経験ならみんなにも負けてない。なにより人手不足だろ？俺が必要でしょ」
俺はヒーローの資格を持ってないしまだ安静にしてなきゃいけないらしい。先生が頷かないのはその懸念だけが理由だ。でもきっと合理的に判断してくれるはず。
「わかった。」
「「「「よっしゃあああ！！」」」」
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鞘駄(プロフ) - えとちゃんさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです。頑張ります！！ (9月9日 19時) (
レス) id: d21a21d4c8 (このIDを非表示/違反報告)
えとちゃん(プロフ) - めちゃ好きです…‼︎‼︎更新楽しみにしています！ (9月9日 19時) (レス) @page21 id: e4851da3c5 (このIDを非表示/違反報告)
鞘駄(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます！出来るだけ重くならないように努めていますが難しいです…。更なるポップを目指します！ (8月4日 23時) (レス) id: d21a21d4c8 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - うわぁ色々と凄い辛いけどどタイプです、 (8月4日 20時) (レス) @page13 id: b34786daa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鞘駄 | 作成日時：2024年6月9日 9時
