告白とそれから。莉犬side ページ5
『だあああああああ…』
俺、赤木莉犬は溜め息をつく。
なんせ、さっきの授業数学だったんだよ?
数学ってほんと嫌い。
そんな事を考えながら下校の用意をする。
『赤木!お前課題だしたか!?』
数学のセンセーの怒鳴り声。
えっ、そういえば終わってねえ。
『今すぐやりまあああああす』
やっとこさ課題を片付け、
下駄箱まで行くと
硬直しているさとみくんがいた。
『さとっ…!!』
俺はそこまで言って口を塞ぐ。
彼は手に、ラブレターを持っていたんだ。
嫌だ。
OKとか、しないで…
苦しくなってきたから、
その場を立ち去ろうとした瞬間
「さとみ様っ!」
(……誰だ…?)
甲高い声の主は
くるっと巻いた髪が特徴的な
確か、朝日美々愛。
アサヒ ミミア
出席番号が隣で、入学式で俺の写真を横でめちゃくちゃ撮っていたヤツ。
「さとみ様っ♪告白のぉ返事、いいですかぁ?」
うちのクラスで美少女と言われている彼女が告白してるとなると
OKの返事を考えてしまう。
嫌だよ…
そう思った瞬間
「ごめんね、興味無い」
えっ?という朝日さんの上ずった声。
「ていうか朝日さん…って言うの?」
「初めまして、だよね?」
朝日さんの顔がサーッと黒くなる。
「えっ?あたし、同じクラスですけどぉ…」
「え、そんな人居たの?」
「とにかく、興味無いから帰って。」
「つっ…!!!チッ」
くるりと踵を返し走り出す彼女。
「転ばないようにねー。」
さとみくんは棒読みでそう言って
さっさと帰っていく。
さとみくんが見えなくなって
たっぷり1分。
俺は胸を撫で下ろして
ゆっくり下校した。
家まで着いて
鍵を開けようとする。
バッ
『!?っ…んっ…』
誰かに口を塞がれる。
ここで俺の意識は途絶えた。
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おもち - さとりーぬはやばいって... (2020年7月5日 14時) (レス) id: 9a3941bb44 (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - わ!?10000hitも達成してる!?いつから!?…私はこれで達成した作品が2作品目になります!とても嬉しいです!読んでくださった皆様に、私は沢山の幸せを届けられましたか?そうであったら嬉しいです!! (2019年12月1日 23時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - 今日久しぶりに覗きにきたら、お気に入り登録者様が60人もいらっしゃって…私の本当に初めの方に書いた、初心者な拙い作品に目を向けてくださった方がこんなにもいるなんて、嬉しくてたまりません。本当に本当に、ありがとうございます!!! (2019年12月1日 23時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@発狂同盟 - いちごさん» むああ返信が遅れてしまった…すみません、ありがとうございます!お褒めの言葉を頂けて感謝感激です!これからもお互いさとりーぬ大好きでいましょうね!(え) (2019年12月1日 23時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
いちご - さとりーぬは尊い、、、。グハッ チーン(-_-) (2019年9月13日 19時) (レス) id: 8d4d279a47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杠-ゆずりは- | 作成日時:2019年5月3日 0時