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第佰弐拾伍話 ページ36

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いつまで経っても痛みは来ず、恐る恐る目を開けると鬼から守るように私の前に立っている実弥さんと杏寿郎さん。




『さね…み…さ、きょ……じゅ…ろ…さ…』




絞り出した声は虫の吐息程の大きさだった。




朧「あーあ…童磨、君がもっと早くやってれば持って帰れたのに。」




童磨「俺のせいなのかい?!でも、柱が2人も来ちゃったから今日は帰ろうか。」




煉獄「Aをこれだけボロボロにしておきながら…逃げるのか?」




不死川「逃がす訳ねぇだろうがァ!!!!






風の呼吸 弐ノ…」

朧「…Aっていうんだね…いいの?Aに早く治療かなんかしないともうじき死ぬよ?」




煉獄&不死川「「!!!」」




死ぬよって…お前らがここまでボロボロにしたんだろうが。




童磨「じゃあまたね!!Aちゃん!!!」




朧「…じゃあね、A。」




…死なないと思うけどなぁ、そんな事思っても今はほんとに死ぬ程身体中が痛いから何とも言えないけど。




気づいたら周りに鬼はいなくて、代わりに安心する気配と匂いに包まれていた。




煉獄「…遅くなってしまい、すまなかった。」




『す…みま……せ…ゴホッ…ヒュー…ヒュー』




不死川「…無理して喋るんじゃねェ」




煉獄「もう大丈夫だ、安心してくれ」






私はその言葉を聞いて目を瞑った。







·







·






·




童磨「どうしてAちゃんに君自身が消した(・・・・・・・)記憶を思い出させる血鬼術をかけたんだい?」




朧「……何となくだよ。別に意味なんてない。」




童磨「ふーーん…(君が意味無くした事なんて、今まで1度もないじゃないか)」




朧「……僕はAに頸を斬って貰わないと困るんだ。早く思い出してくれないかなぁ






























___________兄さん()の事。」





ギュルンッ




そんな音を立てて黒髪の鬼の瞳は回った。
そしてその瞳にはこう記されていた。






 







 








 
 






 






 

_______上弦の零、と。

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(プロフ) - アイス食べたいさん» わざと、と読みます! (2020年4月24日 21時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
アイス食べたい - 第104話の 態 の読み方何ですか? (2020年4月24日 15時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 若葉さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2020年3月13日 18時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 可愛らしい!!こーゆーけーはすき!!!これからも頑張ってください! (2020年3月12日 21時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - かりんりんさん» ありがとうございます!更新頑張ります^^ (2019年12月19日 7時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年12月11日 19時

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