第捌拾漆話 ページ45
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多分、カナヲちゃんが炭治郎君達を追い掛けているんだと思うんだけど.......全然見つからないんだよね!
キョロキョロと探していたその時_____
『.....っカナヲちゃん!!!』
カナヲ「.....A?!」
炭治郎「A.....!!!」
『あっぶなぁ.....よかった、止めれて。』
音のする方へと飛び出し、カナヲちゃんが炭治郎君にかかと落としをキメようとしている所で、ぎりぎりその足を押さえる事ができた。
禰豆子ちゃんが走り出し、それを追おうとするカナヲちゃんの前に立ちはだかる。
カナヲ「…A、そこを退いて」
『ごめん、カナヲちゃんのお願いでもここは退けない。』
カナヲ「…!…でも、師範の命令」
『…...じゃあ、炭治郎君達を守れというのが、そのもう1つ上の人からの命令だって言ったら...?』
カナヲ「…っだとしても...何故鬼を庇うの?!」
ガキィン!と刀と刀がぶつかり、すぐ互いに間合いを取って、刀を交える。そしてカナヲちゃんの刀を握る力が弱まった所でトンッと刀を蹴飛ばし、カナヲちゃんを押し倒す。
ザクッ!!
カナヲちゃんの顔の真横の地面に日輪刀を突き刺した。
カナヲ「...(早いッ…)!!!A…っ、なんで?!」
『あの子は人間を食べてない。』
カナヲ「鬼は鬼じゃない…!」
『鬼でも、炭治郎君の妹だ...
_______お願い、カナヲ』
カナヲ「..!!」
辺りに静寂が訪れたと同時に、琥珀が飛んできた。
琥珀「A!伝令ダ!!カァ!!!炭治郎、禰豆子ト共ニ本部ヘ帰還シロ!!!」
『えっ…』
琥珀「監視ハココマデダ!!至急本部へ!!」
『......まじかぁ...』
絶対、炭治郎君と禰豆子ちゃん関連じゃん.....。私、死ぬのかもしれないッッッ!!!←
『...はぁ』
琥珀「早ク!!早ク!!」
『いて!!わかった、って...でもちょっとだけ待って。』
クルッとカナヲちゃんのいる方へ身体を向け、座り込んでいるカナヲちゃんに手を伸ばす。
『...カナヲちゃん、ごめん...痛かったよね、』
カナヲちゃんは私の手を掴み、起き上がるとペコっと頭を下げて「私も、...ごめんなさい」と言って隠の人達と共に歩いていってしまった。
『う"う"う"...私、嫌わ"れ"だがな"ぁぁ...!!!』
琥珀「チョ...クッツクナ!!早ク!!他ノ柱達ヲ待タセル事ニナルゾ!!!」
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凪(プロフ) - ポメラニアン。さん» まさいちくんって誰だよって感じですね......笑笑 報告ありがとうございます!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポメラニアン。 - 伍参話(10ページ)の夢主の最初のセリフに"まさいちくん"と入っているんですが、多分″しょういちくん″だと思います。今更でごめんなさい!更新頑張ってください! (2019年12月28日 22時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - はるなさん» そう言っていただけると、何よりも嬉しいです!!頑張ります! (2019年11月19日 19時) (レス) id: 929661d3b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな - 更新楽しみです!!続きが気になる...!! (2019年11月18日 23時) (レス) id: 1483860edb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凪 | 作成日時:2019年11月6日 23時