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第陸拾肆話 ページ22


・_________




炭治郎side





『この子が、.....木箱に入ってた子?』






Aは俺の横に立っている禰豆子の方を見て、そう尋ねた。





炭治郎「...あぁ、禰豆子は俺の妹で......でも禰豆子は人を食らった事がないんだ!!だからッ.....『か...ッ』.....か?」




『かわいい〜〜!!鬼なのになんで、こんな可愛いの?!流石炭治郎君の妹だねぇ〜』





急にプルプルと震え出したかと思えば、Aはそう言いながら禰豆子の頭を撫でた。





禰豆子「〜〜♪♪」






...予想外の事が起こりすぎてて、処理しきれない!!






炭治郎「Aは禰豆子を斬ろうとか、思わないのか.....?」






俺が恐る恐るそう聞くと、Aは禰豆子の頭を撫でながらキョトンとした。でも直ぐに笑顔になり、





『斬らないよ。だって、人を食らった事がないなら斬る理由がないもん。それに、炭治郎君の妹なんでしょう?そんな子が悪い事をするなんて、これっぽっちも思わないし...気配も炭治郎君に似て凄くいい子っていうのが伝わってくるよ。』






Aからは嘘の匂いは全くせず、本心で言っている事が明らかだった。.....そう思ったら、とても気が楽になって。






炭治郎「...あぁ、そうだな。...ありがとう」





未だ禰豆子とじゃれあっているAを見ていると、自然と笑みが零れた。...Aはほんとに凄いな。






炭治郎「なぁ、」






『ん?』






炭治郎「Aには、俺達の過去を話したい.....聞いてくれるか...?」






もう夜も遅いし断られるかと思ったが、Aは少し微笑んで頷いてくれた。






『無理はしなくていいからね?』






炭治郎「...Aには、知っていて欲しいんだ」






Aは急にパッと立ち上がり、俺の方を見た。





『…………ここで話すと善逸君も伊之助も起こしちゃうかもしれないから、縁側の方に行こう?』





あぁ、と返す前にAは俺の手を握り『こっち来て』と引っ張った。









部屋から出ると空には大きな月が浮かんでいて、俺達を待っていたかのようだった。

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(プロフ) - ポメラニアン。さん» まさいちくんって誰だよって感じですね......笑笑 報告ありがとうございます!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポメラニアン。 - 伍参話(10ページ)の夢主の最初のセリフに"まさいちくん"と入っているんですが、多分″しょういちくん″だと思います。今更でごめんなさい!更新頑張ってください! (2019年12月28日 22時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はるなさん» そう言っていただけると、何よりも嬉しいです!!頑張ります! (2019年11月19日 19時) (レス) id: 929661d3b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな - 更新楽しみです!!続きが気になる...!! (2019年11月18日 23時) (レス) id: 1483860edb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月6日 23時

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