検索窓
今日:37 hit、昨日:6 hit、合計:708,703 hit

第陸拾壱話 ページ18

・______




清「ありがとうございました、ここまでで大丈夫です。」




埋葬をし終えた後、日が落ちる前に山を下ることになった私達。少し開けた所に出た時に清君がそう言った。




『え、ここまででいいの?』




清「大丈夫です、ここを真っ直ぐ行けば着きますから。では……」

善逸「いやぁぁあああ!!正一君は一緒に来てぇぇえええ!!!」




正一「ちょッ……善逸さん!!」





皆-善逸『「「……。」」』





正一君に抱きついて離そうとしない善逸君の方を見た。(荒んだような目で)





善逸「なに?!なんでそんな目で見てくるのさ!!!正一君は強いんだぜ?!?!!」




炭治郎「こら!!善逸、迷惑をかけるな!!」




……親子かなんかなのかな。





『なんかごめんね、正一君』





正一「い、いえッ……大丈夫です」





善逸「正一君!行かないでくれよぉ!!」




ビキッ




炭治郎「少し、静かにしろッッ!!」ゴンッ!!




善逸「ピャッ…」←





『おぉ…』





炭治郎君の頭突きを食らい気絶している善逸君を見て、炭治郎君だけは怒らせないようにしようと心に決めた。




清「あ、…それじゃあ」




『あ!ちょっと待って!……これ、どーぞ』




清君に差し出したのは、柿色の小さな巾着。





清「!!これって、」





『さっき、琥珀に頼んでおいたんだ〜』





ありがとね、といつの間にか肩に止まっていた琥珀の頭を撫でる。




清「…最後まで、本当にありがとうございました。」




『いえいえ、どういたしまして!!』





炭治郎「じゃあな!!気をつけて!」





3人が見えなくなるまで見送ると、タイミングよく炭治郎君の鎹鴉が飛んできて「着イテ来イ!」と前を飛ぶ。





炭治郎君が善逸君をおぶっている為、いつもなら炭治郎君が持っている木箱は私が背負いながら移動する。





『へぇ〜、2人とも山育ちなんだ』




伊之助「こいつと一緒にすんなよ。俺には親も兄弟もいねぇぜ。他の生き物との力比べだけが、俺の唯一の楽しみだ!!」





と、言う伊之助、そうか…とほろりと涙を流す炭治郎君。




伊之助「俺は必ず隙を見てお前に勝つぞ!!」





炭治郎「俺は竈門炭治郎だ!!」





伊之助「かまぼこ権八郎!お前に勝つ!」




炭治郎「誰なんだそれは!!」





伊之助「そんで、お前にも勝つぞ!」ビシッ





『浅葱Aですぅ〜』




伊之助「麻袋A助!」





『誰!!!!』

作者より→←第陸拾話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (194 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
381人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼殺隊 , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ポメラニアン。さん» まさいちくんって誰だよって感じですね......笑笑 報告ありがとうございます!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポメラニアン。 - 伍参話(10ページ)の夢主の最初のセリフに"まさいちくん"と入っているんですが、多分″しょういちくん″だと思います。今更でごめんなさい!更新頑張ってください! (2019年12月28日 22時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はるなさん» そう言っていただけると、何よりも嬉しいです!!頑張ります! (2019年11月19日 19時) (レス) id: 929661d3b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな - 更新楽しみです!!続きが気になる...!! (2019年11月18日 23時) (レス) id: 1483860edb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2019年11月6日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。