第陸拾壱話 ページ18
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清「ありがとうございました、ここまでで大丈夫です。」
埋葬をし終えた後、日が落ちる前に山を下ることになった私達。少し開けた所に出た時に清君がそう言った。
『え、ここまででいいの?』
清「大丈夫です、ここを真っ直ぐ行けば着きますから。では……」
善逸「いやぁぁあああ!!正一君は一緒に来てぇぇえええ!!!」
正一「ちょッ……善逸さん!!」
皆-善逸『「「……。」」』
正一君に抱きついて離そうとしない善逸君の方を見た。(荒んだような目で)
善逸「なに?!なんでそんな目で見てくるのさ!!!正一君は強いんだぜ?!?!!」
炭治郎「こら!!善逸、迷惑をかけるな!!」
……親子かなんかなのかな。
『なんかごめんね、正一君』
正一「い、いえッ……大丈夫です」
善逸「正一君!行かないでくれよぉ!!」
ビキッ
炭治郎「少し、静かにしろッッ!!」ゴンッ!!
善逸「ピャッ…」←
『おぉ…』
炭治郎君の頭突きを食らい気絶している善逸君を見て、炭治郎君だけは怒らせないようにしようと心に決めた。
清「あ、…それじゃあ」
『あ!ちょっと待って!……これ、どーぞ』
清君に差し出したのは、柿色の小さな巾着。
清「!!これって、」
『さっき、琥珀に頼んでおいたんだ〜』
ありがとね、といつの間にか肩に止まっていた琥珀の頭を撫でる。
清「…最後まで、本当にありがとうございました。」
『いえいえ、どういたしまして!!』
炭治郎「じゃあな!!気をつけて!」
3人が見えなくなるまで見送ると、タイミングよく炭治郎君の鎹鴉が飛んできて「着イテ来イ!」と前を飛ぶ。
炭治郎君が善逸君をおぶっている為、いつもなら炭治郎君が持っている木箱は私が背負いながら移動する。
『へぇ〜、2人とも山育ちなんだ』
伊之助「こいつと一緒にすんなよ。俺には親も兄弟もいねぇぜ。他の生き物との力比べだけが、俺の唯一の楽しみだ!!」
と、言う伊之助、そうか…とほろりと涙を流す炭治郎君。
伊之助「俺は必ず隙を見てお前に勝つぞ!!」
炭治郎「俺は竈門炭治郎だ!!」
伊之助「かまぼこ権八郎!お前に勝つ!」
炭治郎「誰なんだそれは!!」
伊之助「そんで、お前にも勝つぞ!」ビシッ
『浅葱Aですぅ〜』
伊之助「麻袋A助!」
『誰!!!!』
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凪(プロフ) - ポメラニアン。さん» まさいちくんって誰だよって感じですね......笑笑 報告ありがとうございます!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポメラニアン。 - 伍参話(10ページ)の夢主の最初のセリフに"まさいちくん"と入っているんですが、多分″しょういちくん″だと思います。今更でごめんなさい!更新頑張ってください! (2019年12月28日 22時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - はるなさん» そう言っていただけると、何よりも嬉しいです!!頑張ります! (2019年11月19日 19時) (レス) id: 929661d3b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな - 更新楽しみです!!続きが気になる...!! (2019年11月18日 23時) (レス) id: 1483860edb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凪 | 作成日時:2019年11月6日 23時