病院 ページ27
「はい、お茶。
…あれ？また熱上がっちゃったかな…」
YN「えっ…？」
お茶を持ってきてくれたAは
僕の顔を覗き込んで心配そうな顔をした
「目が赤いもん」
YN「っ！？」
ヤバい…。
泣いたこと、ばれちゃうな…
「熱が上がると目が充血しちゃうこともあるでしょ？」
YN「えっ！…あぁ、そうだね」
「早くお医者さんに診てもらわないと」
YN「うん…」
良かった…
バレテない
僕は胸を撫で下ろして、再び掬ったお粥を口に入れた
YN「うん。美味しい」
「食べられるだけで良いからね？
食事が終わったら病院行こうね」
YN「一緒に？」
「うん。私も一緒に行くから」
YN「じゃぁ、早く食べちゃわなくちゃ」
「ゆっくり食べないと…」
YN「んふっ♪おいしぃ〜」
「ユノ(笑)」
一緒に…Aと、一緒に
熱があることも忘れて、デート気分な僕は
あっという間にお粥をたいらげた
「寒くない？」
YN「うん、大丈夫だよ」
「じゃぁ、行こっか」
YN「うん」
温かい恰好をして、僕らはタクシーで僕のかかりつけの病院へ向かった
医者「風邪ですね」
YN「はい…」
１時間ほど待って、診察室に通されると
僕を診察したお医者さんが、そう告げた
医者「ちゃんと食べてますか？」
YN「あの…ここのところあまり…」
医者「そうですか。睡眠は？」
YN「それも…あまり…」
医者「何か心配事でもありましたか？」
YN「はい…。あぁ、でもっ！解決しました」
医者「(笑)それは良かったですね。
では、栄養と睡眠をちゃんと摂ってゆっくり休んで下さい。
薬は一週間分出しときますから」
YN「はい。ありがとうございました」
医者「お大事に」
待合室で待っているAの元へと戻ると
心配そうな顔でAが聞いた
「どうだった？」
YN「やっぱり風邪だって。栄養と睡眠をちゃんと摂ってくださいって(笑)」
「そっか。良かった…」
YN「うん(笑)」
処方箋をもらった僕らは、そのまま真っ直ぐに家に帰った
出された薬を、Aは帰ってすぐに僕に手渡すと
僕はそれを飲んだ
「熱、もう一度測って？」
YN「うん」
着替えた僕をベッドに寝るようにと促したAは
体温計を僕に手渡した
ピピッ！
体温計を取り出しそれを見ると
YN「あ、下がってる」
「えっ？ホント？」
見れば、デジタルは ３７．１℃
もう少しで平熱だ
僕の心と体は、正直だ
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裕(プロフ) - 花さん» ありがとうございます(*´∀`*)ノなるべく頑張って更新しますので新章も宜しくお願いします<(_ _)> (2018年7月4日 10時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - しあぽんさん» 2章もありがとうございました<(_ _)>新章、１話だけですがアップしました(^-^) (2018年7月4日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» 2章も最後まで読んで頂いてありがとうございました<(_ _)>最終章もチンタラ頑張ります!(^^) (2018年7月4日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 裕さんの更新をすっごく楽しみに待ってるファンです♪ちんたらでも亀さんでも何でもOKなので楽しみに待ってます♪ (2018年6月14日 23時) (レス) id: 8c09381f1b (このIDを非表示/違反報告)
しあぽん(プロフ) - 大丈夫！いざとなったら女性は強いから！ちんたらでものったらでも構いません！お待ちしておりますぅ〜 (2018年6月14日 15時) (レス) id: dafbf0b050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2014年11月16日 2時
