くしゃみ ページ13
朝夕の気温もだいぶ下がり、街を行く人の格好もだいぶ冬仕様だ
クローゼットの中のコートを出し、それに袖を通す
『ユノ〜っ？これ、クリーニングに出してもいい？』
春がやってきた頃に、Aが冬物をクリーニングに出してくれた
綺麗に仕舞われたコート
何度季節が廻ろうとも、僕とAはいつまでも一緒だと思っていた
それなのに・・・
何度も夜を越えても、この部屋の中
まだ至る所にAが居て
必死に踏ん張っている僕の前に現れては、記憶の中の彼女は微笑みながら消えていく
YN「っ・・・ずるいよ」
僕はこんなに女々しい男だったか？
これまでの恋人との別れは
きちんと前向きになれたのに・・・
仕事だって忙しいし、友達との時間も楽しい
でも・・・
やっぱり、ふとした時に思い出すのは
Aの笑った顔だった
YN「ふぇックショイっ！！」
『あははっ！随分豪快だなぁ〜(笑)』
YN「ははっ・・すいません」
お昼休みを過ぎた頃から、クシャミがたまに出る
心なしか喉も違和感があるし…
酷くなる前に薬を飲んでおくか
鞄の中にある風邪薬を、洗面所で飲んだ
YN「これでよしっ!」
『お疲れ様ですっ!』
YN「お疲れ様でした〜」
退社時間になり、チームも少しずつ帰りはじめていく頃
なんだか体が少しだるいような気がした
風邪薬は飲んだし…
今日は早く帰って、熱い風呂に入ってすぐに寝よう
体調が悪くなる前に、書類を整理して会社を後にした
帰ってすぐに風呂を溜め、冷蔵庫にあるものを適当につまむと
熱い焼酎を飲んだ
風呂に入り、しっかり温まって部屋着に着替え
髪もきちんと乾かす
まだいつもに比べると、寝るには早い時間
YN「ちょっとだけ…飲むか」
一杯だけ
そう決めて、再び温かい焼酎を飲む
つまみもなく、ぼんやりとダイニングに座って飲んでいると
ピンポーン・・
部屋のインターフォンが鳴った
確認しに向かうと、思った通りの・・チャンミン
YN「今開ける」
いつものようにドアを開けると、チャンミンは何も躊躇することなく
部屋に上がっていった
CM「たこ焼き買ったんですよ。食べますか？」
YN「うん、少し食べようかな〜」
部屋は、美味しそうなソースの香りが漂っていた
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裕(プロフ) - 花さん» ありがとうございます(*´∀`*)ノなるべく頑張って更新しますので新章も宜しくお願いします<(_ _)> (2018年7月4日 10時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - しあぽんさん» 2章もありがとうございました<(_ _)>新章、１話だけですがアップしました(^-^) (2018年7月4日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - wakaさん» 2章も最後まで読んで頂いてありがとうございました<(_ _)>最終章もチンタラ頑張ります!(^^) (2018年7月4日 10時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 裕さんの更新をすっごく楽しみに待ってるファンです♪ちんたらでも亀さんでも何でもOKなので楽しみに待ってます♪ (2018年6月14日 23時) (レス) id: 8c09381f1b (このIDを非表示/違反報告)
しあぽん(プロフ) - 大丈夫！いざとなったら女性は強いから！ちんたらでものったらでも構いません！お待ちしておりますぅ〜 (2018年6月14日 15時) (レス) id: dafbf0b050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2014年11月16日 2時
