夜のベンチ ページ21
『デザートでございます』
「わぁ〜！素敵っ！可愛い〜♪」
YN「ホントだ(笑)」
女性の大好きなデザート
Aも目が輝いている
僕がチョコの飾りつけを壊して食べている時に
まだAは、スプーンを持ったままお皿を眺めていた
YN「あっ！Aの好きなマンゴー！
あげるっ♪」
彼女のお皿にそれを置くと、彼女は嬉しそうにフォークで刺した
そして、やっと口の中へ
「あは♪おいしぃ〜！」
YN「はははっ(笑)」
それをきっかけに、彼女もデザートを食べ始めた
「ん〜♪あまぁ〜い♪ふふっ」
YN「(笑)」
幸せそう
…もしかしたら、僕といる時よりも幸せそうな顔をしているんじゃないのかなぁ？
YN「…。」
そう思ったら、目の前のジェラートが憎らしく思えた
YN「…っ」
一口で食べてやるっ！
そう思ってスプーンに救ったのに
…予想以上に冷たかった
「ユノの好きなイチゴ〜♪あげるね！」
キーンとなる頭を我慢している僕に
Aのイチゴがやって来た
YN「えっ！本当に！やったぁ〜♪」
「ふふっ(笑)」
楽しい食事の時間を堪能した僕ら
店を出ると、少し庭を二人で歩いた
YN「寒くない？」
「夜はやっぱり涼しいねぇ〜」
YN「ジャケット貸すよ」
「あぁ(笑)大丈夫！寒くないよ」
YN「本当に？寒くなったら言ってね？」
「うんっ。ありがとう」
夜のベンチ
足元にあるライトが、緑の木々を綺麗に魅せている
僕らはベンチに腰掛けて、静かな夜の中
そっと寄り添った
「なんだか…夢みたいだなぁ〜」
YN「えっ？何が？」
「ここに居ることもそうだし…ユノと付き合ってることも」
YN「(笑)どうして？」
「だって…ユノはモテるし、女子社員から人気の人だから
まさか私とユノが付き合うなんて、夢にも思ってなかったもん(笑)」
YN「そんなことないよ…。
僕もAと付きあえて幸せだよ」
「ふふっ(笑)
ユノはちゃんと言葉にしてくれるから嬉しい」
YN「だって本当にそう思ってるから」
「そっか(笑)
でも…本当に、私で良かったの？」
YN「…？どういう意味」
Aは俯き、僕からはその表情が見えなかった
「ユノには…もっと、綺麗な…
ほらっ！総務の桐谷さんとかっ！」
YN「…？」
「そういう人のが似合ってるって…思って…」
YN「…。」
僕は悲しかったんだ
怒ってるとか…そんなんじゃなくて
ただ…彼女の言った言葉が
悲しかった
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裕(プロフ) - あみさん» 今コメントに気付きました！ごめんなさい<(_ _)>遅すぎるお返事お許し下さい！まだ読んで下さっていてくれるでしょうか？これからも宜しくお願い致します<(_ _)> (2018年1月19日 16時) (
レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 裕さんの書かれている小説、どれもこれも大好きです！いつもうるうるしながら読ませてもらってます。ありがとう！これからもお願いしますね！ (2016年8月6日 10時) (レス) id: 8871346393 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - アンジュさん» 読んで頂いてありがとうございます(*´-`)続きも是非♪ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - もとじゅんさん» コメントありがとうございます(*´∀｀)一度でいいからイケメンと付き合ってみたいもんです(爆) (2015年4月29日 21時) (レス) id: 7b66b690be (このIDを非表示/違反報告)
アンジュ(プロフ) - 今日、初めて、こちらを、読ませてもらいました。私が、泣きそうです。（ ; ; ） (2015年3月19日 15時) (レス) id: 6b3037758e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作成日時：2014年9月13日 0時
